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2008年2月

2008.02.29

アーリントンカップ

開幕初日の阪神メイン・アーリントンカップ。混迷の色濃い今年の3歳クラシック戦線ですが、遂にスター候補が登場するかもしれません。

結論を先に書きますが、本命はポルトフィーノにしたいと思います。前走は8ヶ月ぶりの実戦、しかも雪の影響を受けて土曜から月曜への順延などありましたが、そういう影響を感じさせない力強い走りを披露してくれました。馬体重は昨年夏のデビュー時とそう変わりないものの体つきは随分逞しくなり、クロフネ産駒らしい隆々とした馬体になりました。レースでは折り合い重点ということで先行策をとりましたが、終い2Fの11.7-11.2は非常に優秀で、牡馬混交の重賞初挑戦となるここでも中心として良いだけの能力を感じます。

相手が非常に難しいところなのですが、軸に人気どころを据えているということもあるので少し穴目狙いでミッキーチアフルにします。勝ち切れなさは決め手の弱さであり頭では買いづらい馬ですが、人気の一角になりそうなドリームガードナーとはシンザン記念で0.1秒差。相手なりに走れる安定感は光るものがあります。比較的融通性のある脚質、開幕週の最内枠ということで、省エネコースでの抜け出しからの粘り込みに期待します。

以下、前走は展開不向きで弾けなかったスマートファルコン、ポルトフィーノが控えた場合マイペースの逃げが打てそうなダンツキッスイ、そして大穴で前走の未勝利勝ちが内容的に優秀だったロードニュースターまで印を回します。アポロドルチェは朝日杯以来の休養明けで初の西下の上に阪神コースの適性に不安、ドリームガードナーは開幕週の馬場への適性に疑問があるので共に無印とします。

◎ 13.ポルトフィーノ
○ 01.ミッキーチアフル
▲ 02.スマートファルコン
△ 12.ダンツキッスイ
× 10.ロードニュースター

買い目は◎○の馬連ワイドにこんもりといきたいと思っています。あとは2頭軸の三連馬券を少しだけ。印は回りませんでしたが、オースミスパークとノットアローンは状態次第でヒモに入れます。

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2008.02.28

逃げ馬が好きらしい

今週から開催が変わり、関西は京都から阪神に場所を移します。開幕週ということで前に行く馬が有利だろう、などと知人と会話していたのですが、その知人はどちらかというと後ろから直線一気に差してくる馬が好きなのだそうです。じゃあ自分はどのタイプの馬が好きなのだろうと考えてみたのですが、どちらかというと逃げ馬が好きらしいということに気がつきました。

競馬を始めた1994年頃に好きでよく買っていた馬として覚えているのは、エイシンワシントンです。短距離からマイルを中心に活躍した同馬ですが、同年のスプリンターズSでこの馬とサクラバクシンオーの馬連を買ったのが、G1レースで2度目に買った馬券でした(エイシンワシントンは4着)。1996年のマイルチャンピオンシップでは15番人気の低評価だったこの馬からほぼ総流しをかけ、直線に向いたところでの3馬身以上のリードを見て的中を確信、テレビの前で絶叫したものの惜しくも3着に敗れ精魂尽き果てたこともありました。特に中京の1200mを得意としており、高松宮杯がG1に昇格するのがもう少し早ければと思ったものでした。

では近年はどうだろうかと思い起こしてみると、ローエングリンがいました。この馬は3歳で宝塚記念を3着とした頃から気に入り、その軽快な逃げっぷりが好きで良く買っていました。一時期は暴走気味に逃げた挙句に最後は失速というレースが続いていたため少し見限りかけていたのですが、晩年に健脚が甦り8歳で中山記念を勝ったのは感動的でした。この時は残念ながら馬券が買えず、今でも心残りになっています。シングスピール産駒の良血馬で、社台SSで種牡馬入りできたのは非常にうれしく思っています。

今週は東西で3重賞が組まれているのですが、開幕週ということもあり先行馬に注目したいところです。昨年ローエングリンが勝った中山記念はチョウサンを、阪神のアーリントンカップは人気になるでしょうがポルトフィーノを狙ってみようと考えています。

20080228 ローエングリン(2003年天皇賞秋)
(遥々府中まで観戦に行くもこのときのローエングリンはゴーステディとやり合ってしまい13着に沈みました)

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2008.02.27

箸にも棒にも

20080227

川崎10R エンプレス杯
1着 ▲03.サヨウナラ
2着 ×10.ニシノナースコール
3着 -09.クインオブクイン

4着 △08.アイスドール
5着 ◎12.トキノミスオース
6着 ○05.ラピッドオレンジ
8着 ×11.マキノチーフ

終始内ラチ沿いをうまく立ち回ったサヨウナラが直線半ばでスルスルと抜け出して快勝。2着には3コーナー過ぎから動いて長くいい脚を使ったニシノナースコール。3着に逃げたクインオブクイン。三者三様、自分の競馬が出来たレースではないかと思います。ニシノは半年振りで良く走ってますが、脅かされることなく勝ち切ったサヨウナラはこれまでのレースが嘘のような決め手でした。やはり左回りの方が良いですね。

本命のトキノミスオースはスタートでややアオり、仕掛け気味に追走しようとしたところ少しかかってしまったような気がします。2周目の3コーナーでは外から並びかけて行くものの4コーナーでは脚色いっぱいとなり、5着。結局のところ前走1600mからの距離延長、オープンクラスでのレースキャリアの浅さなどが浮き彫りになってしまった結果となりました。対抗のラピッドオレンジは前走の出来ではなかったのかも知れませんが、終始追走に苦労していたように見えました。アイスドールはうまく先行できた気がしますが、この馬の場合は手応えのわりに追ってから甘いところがあるので、早めに来られて苦しくなってしまった感じです。

3着ではありましたが、クインオブクインの好走が光りました。前が有利な馬場を十分に生かした好騎乗だったと思います。

馬券はご覧のとおり、軸馬がコケるとダメな買い方でございました。先のフェブラリーSよりも投資額が大きかったにもかかわらず、チラッとすら当たる気配を感じない静かなレースでした。相変わらず地方交流戦は...ですね。

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エンプレス杯

わりとどうでもいい話かもしれませんが、今年に入ってから地方競馬での成績が振るいません。交流重賞はTCK女王盃、川崎記念と連敗し、佐賀記念はケンしてしまいました。川崎の平場や名古屋の交流戦などで小銭を稼いでいますが、勝負に出ると空振りという冴えない状況なのでここで何とか流れを変えたいところです。

牝馬の交流重賞では長年レマーズガールやグラッブユアハートらが頑張っていましたが、彼女らが引退した後はやや混沌としている模様。昨年暮れのクイーン賞を勝ったホワイトメロディーやJRAから南関へ転出して結果を出しているトーセンジョウオーらがエース格になるかと思いますが、今回はどちらも居ません。力量はわりと低いところで拮抗しているのではないかと考えています。

◎ 12.トキノミスオース
○ 05.ラピッドオレンジ
▲ 03.サヨウナラ
△ 08.アイスドール
× 10.ニシノナースコール
× 11.マキノチーフ

ここ3年連続して地方所属馬が勝利しているという背景も少し考慮しつつ、本命にはトキノミスオースを推してみます。JRAでは未勝利ですが、川崎に転入後は3戦2勝2着1回。2走前にロジータ記念を勝って重賞制覇、前走は歴戦の実力馬ベルモントノーヴァと互角に渡り合いました。もっともこれだけの要素ではJRA勢を向こうに回して本命には立てづらいのですが、JRA所属時の成績に注目してみると左回りに良績が集中していることが分かります。またデビュー戦は1200m戦でダノンムローを相手に0.4秒差で駆けており、スピード能力も見劣らないものを持っているのではと推測しています。先行馬が決して有利とはいえない重いダートの川崎ですが、前走で見せた二枚腰を期待していいのではないでしょうか。

対抗には前走のTCK女王盃で初の重賞勝利を挙げたラピッドオレンジ。前走は内田博幸騎手の好騎乗にうまく導かれた感がありますが、父エルコンドルパサー、母の父サンデーサイレンスという血統背景を持ち出すまでもなく、奥の深さを感じる馬ではあります。また、単穴には左回りに変わって良化が見込めるサヨウナラを選んでみます。7歳馬ではありますが堅実さは評価したいです。

武豊騎手騎乗で恐らく単勝1番人気になるであろうアイスドールは、4番手評価。重い馬場への適性や前走の負け方が気になります。条件戦からの3連勝は確かに強い内容でここもアッサリという可能性も否定できませんが、ここでは嫌って連下扱いまでとします。×印の2頭は穴狙いですが、ニシノナースコールは関越Sの内容を鵜呑みにしていいかといわれると微妙な気もします。マキノチーフは一昨年のロジータ記念の勝ち馬で、一発を期待するならここかと思っています。

買い目は◎からの単式馬券を狙ってみようと思いますが、三連単は2着付けも押さえたいところです。

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2008.02.26

笑う騎手

競馬を予想するときにパドックを参考にする人は多いと思いますが、パドックを見るときに皆さんはどこに注目していますか?もちろん馬の状態が一番重要で、太かったり細かったり、うるさくて暴れていたり元気が無かったり、あるいは歩様やトモの張り、胸前の筋肉のつき方、頭の使い方。見るポイントはたくさんありますよね。

私の場合、馬以外にも少しだけ注目して見ているところがあります。それは騎手の表情です。

騎手は観客に愛想を振りまいたりするのが基本的にNGですから、大抵の場合は口を真一文字に結んだりしてキリッと硬い表情をしていることが多いと思います。外国人騎手の場合は少し不敵な感じの笑みを浮かべたりすることもありますが、あからさまに笑顔ということは少ないんじゃないでしょうか。

例えば地方競馬などではパドックで笑顔を見せたりすると野次の対象になってしまい「お前ワロてる場合やないやろー」と強烈な突込みが入ったりするのですが(カメラを向けると目線をくれるといわれる内田利雄騎手もそういう野次を受けることがあるようです)、最近の中央競馬ではそういう部分が少しなりを潜めてる感があって、割と和気藹々とした空気が流れているような気がします。それでもこれから勝負の場に赴く訳ですから、自ずと真剣な表情になる騎手が多いのは当たり前とは思います。

そんな中、最近妙に笑顔が目につく騎手がいます。四位騎手です。先日の京都記念のときも、ウオッカの馬上で満面の笑みを浮かべていました。単に関係者との会話で笑っただけなのかも知れませんが、それにしても一際明るく見えたのが印象的でした。

そのイメージが何となく余韻として残った状態で、グリーンチャンネルで観戦していた日曜日。同じように笑顔を見せたときがありました。京都9レースのこぶし賞。輪乗りの状況が映し出されたとき、四位騎手はやはり笑っていました。そのレースで四位騎手騎乗のミゼリコルデは6番人気の低評価を覆して3馬身差の快勝劇を見せました。最終の12レース、長期休養明けのタンティモールの馬上でも、笑顔の四位騎手がいました。結果はやはり…。

単なる偶然とか、四位騎手がいつもよく笑っているとか、そんな他愛の無い理由かも知れません。しかし、これからレースに臨む騎手が自信が無いのに無理に笑顔を作るのかな?と考えると、その笑顔の裏には自信やワクワク感があるのではないだろうか、そんな勘繰りをしたくなってしまいます。

20080226 ウオッカ(2008年京都記念)

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2008.02.24

チキンな勝利

20080224s

東京11R フェブラリーS
1着 ○15.ヴァーミリアン
2着 ◎10.ブルーコンコルド
3着 ▲16.ワイルドワンダー


7着 △14.デアリングハート
9着 △07.ドラゴンファイヤー
中止 ×04.フィールドルージュ

終わってみれば、懸念されたスタートをうまく決めた時点でこの馬の勝利が約束されたようなレースでした。ヴァーミリアン、改めて強い馬になったなぁ…。

◎ブルーコンコルドはスタート後の芝コースで押して押して前に行くと番手追走の絶好位置。直線では一瞬前が詰まりそうになるものの、うまく抜けて2着を確保しました。残り400mでの手ごたえは外のロングプライドが一番良く見えたので「ダメか…」と諦めそうになりましたが、やってくれました。3着も▲ワイルドワンダーということで、無難に的中。固い決着という割には美味しい払い戻しだったのではないかと思います。

惜しむらくはチキンな買い方…昨日の淀参戦で大敗し、今日も朝から買うレース買うレース惜敗続きで種銭の危機となり、ペイジー入金までした挙句のギリギリの戦いでした。ならばいっそバッサリ割り切って◎からガツンといけば良かったんですけどね。この辺がヘボ打ち師の為せる業でございます。ともあれ、幸先良い滑り出しとなりました。時間があれば細かい回顧などを追記しようと思います。

最後に、競走中止となったフィールドルージュが比較的軽症(左肩跛行)で済んだのは不幸中の幸いでした。残念な結果でしたが、また次に期待しましょう。

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フェブラリーS

京都は雪でダート変更。東京は晴れているものの強風で砂塵が舞っている状態。何やら風雲急、というところでしょうか。

今年のフェブラリーSは、昨年の最優秀3歳牝馬ダイワスカーレットの回避はあったものの多士済々なメンバーとなりました。人気はヴァーミリアン、ワイルドワンダー、フィールドルージュといったところでしょうか。G1連勝中のヴァーミリアンがドバイ遠征に向けて弾みをつけられるか、注目されるところです。

◎ 10.ブルーコンコルド
○ 15.ヴァーミリアン
▲ 16.ワイルドワンダー
△ 14.デアリングハート
△ 09.ドラゴンファイヤー
× 04.フィールドルージュ

ブルーコンコルドは昨年同じレースを2着で、南部杯を勝利。調教がこの馬的にはさえないものの、ここまで人気を下げているのなら狙ってみようかと思います。今回は積極的にハナを切りそうな馬が見当たらないのですが、スローになればなるほど差し馬台頭といわれる東京ダート1600mであろうとも前の馬が残る可能性も十分あると思っています。相手には対抗として実績に敬意を表してヴァーミリアン、単穴にはワイルドワンダーと人気どころをおさえます。馬連で30倍つくなら十分狙えるところです。

連下には東京コースも軽いダートも合いそうなデアリングハート、昨年東京1600mの500万下を好時計で勝っているドラゴンファイヤーを抜擢。デアリングハートは交流戦を2回使われていますが、南関の重いダートから府中の軽いダートに変わるのは良いはず。ドラゴンファイヤーはJCDで人気を被りましたが、どちらかというとマイル寄りの方に適性を感じます。どちらも極端には売れないだろうと思っていたのだけど、後者にはアンカツが。これは少し売れてしまうな…。

フィールドルージュは内に入ってうまくあしらえるかどうか少し不安なのと、人気サイドの横山JKは少し不安が付きまとうのでヒモ評価まで。ロングプライド、メイショウトウコンあたりも気になるところではありますが、前者は人気先行で後者はコース適性に難。無印とします。

買い目は◎からの馬連と馬単を中心に三連複まで。三連単は買わない方向です。

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2008.02.23

アドマイヤ記念

20080223_3 京都11R 京都記念
1着 ◎10.アドマイヤオーラ
2着 △14.アドマイヤフジ
3着 -08.シルクフェイマス

5着 △04.トウショウナイト
6着 ▲16.ウオッカ
11着 ○13.ダークメッセージ

昨春の弥生賞馬・アドマイヤオーラが復活の勝利となりました。やはり末脚の切れは健在で、京都コースとの相性も抜群。距離に不安をのぞかせた3歳時に比べて体に厚みを増したようにも見えて、しっかり勝ちきりました。ダービーの借りを返した感じですかね。

展開的に前半スローの上がり勝負は当然として、問題はウオッカの位置取りと仕掛け。大外枠というのを差し引いても、外を回しすぎの仕掛け遅すぎの感がありました。スタート直後に少し控えて内に入れたまでは良かったと思ったんだけど…。前走で鋭く伸びた武豊ダークメッセージを対抗に抜擢したものの、残り800からペースアップについていけず惨敗。格負け...かな。

何気に前日から「アドマイヤ-アドマイヤなんちゃうの」とか言っていたのだけど、そのまま来ちゃうのね。でも20キロ増のリスクと馬連900円を天秤にかけてしまい、フジを三連のヒモにまで落としてしまいました。下手打ち師はこうやって負けていくのです。

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はじめまして

はじめまして。あなけいです。

いまどきのラップ分析とかデータ全盛なデジタル競馬は苦手なので、展開予想を中心にした昔気質のなまぬるい競馬予想と馬券回顧を中心にしたブログをはじめたいと思います。

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