復習しておきたい特別戦
関西は一日中雨が降ったり止んだりでした。関東地方もまとまった降水がありそうですね。重馬場の皐月賞ということになれば、展開や適性面での検討は慎重になる必要がありそうです。今日は前哨戦を振り返った昨日に続いて、トライアル以外の注目レースについて振り返りたいと思います。
◇若竹賞
1着 ショウナンアルバ
2着 アサクサダンディ(※皐月賞は不出走)
3着 スマイルジャック
…
4着 サトノプログレス(※皐月賞は不出走)
1回中山最終週の500万下特別ですが、注目の出世レースです。勝ち馬のショウナンアルバは共同通信杯を、3着のスマイルジャックはスプリングステークスを、それぞれ勝利しています。また先週のニュージーランドトロフィーでは、ここでは4着に敗れたサトノプログレスが1着、2着だったアサクサダンディが3着に入りました。
このレースは入りの2ハロン目、3ハロン目とスピードアップしており、入り3Fが35秒1。に対して上がりは36秒7とかかっており、先行馬には厳しい前傾ラップでした。しかしこのレースを勝ったのは、2コーナーで既に先頭に立っていたショウナンアルバ。途中から単騎先行の構えになると、直線でも大きく失速することなくアサクサダンディの追撃を振り切っています。かなり高い能力を示したと見てよいでしょう。
逆にここで3着と末脚一息だったスマイルジャックですが、きさらぎ賞2着の後のスプリングステークスは先行策で快勝しています。今回も早めの競馬が予想されますね。
◇ホープフルステークス
1着 マイネルチャールズ
2着 ブラックシェル
もうひとつ挙げたいのは、昨年暮れのオープン特別・ホープフルステークス。マイネルチャールズとブラックシェルの初対決は、マイネルチャールズに軍配が上がりました。やや重の馬場で時計は2分3秒9とかかっていますが、注目しておくレースかと思います。
このレースは2ハロン目が11秒8のあと3ハロン目がガクッとペースダウンして13秒0。その後12秒9、12秒6とスローに展開しますが、6ハロン目で突如11秒8とペースアップしています。前半が超スローで上がりは馬場を考えると早い36秒台前半となっています。先行有利の競馬が多かったトライアルに対して、どちらかというと差し馬が台頭しやすい、長くいい脚を求められるレースと考えられます。
上位2頭が強いのは自明ですが、注目なのは動き始めたタイミングでしょうか。ブラックシェルは一旦後方2番手まで下がっており、3コーナー過ぎから進出すると最後まで衰えることなくいい脚を使い、上がり最速の3F36秒1。クロフネ産駒らしく息の長い末脚を使えることが分かります。加速の早さがないのが課題で、このレースでは併せに来たマイネルチャールズの勝負根性に屈しましたが、トップスピードに乗れば一気の差し切りも可能ではないでしょうか。
枠順も発表になりましたが、それを加味した展開予想はまた明日にします。
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