無気力競馬に脱力
中京11R 金鯱賞
1着 △12.エイシンデピュティ
2着 -15.マンハッタンスカイ
3着 -06.カワカミプリンセス
…
7着 ◎07.インティライミ
12着 ○10.スウィフトカレント
14着 ▲03.ヴィクトリー
中止 △17.ローゼンクロイツ
まず、ハナ争いをする可能性のあったヴィクトリーが出遅れ。出遅れただけでは済まず、大きく遅れた最後方に。見た感じでは、行き脚がつかなかったのではなく意図的に下げた風に見えました。時々やるんですが、横山騎手の後方ポツンは最近ハマッたのを見たことがありません。この時点で完全にアウトでした。結局ハナに立ったのはエイシンデピュティ。外から行ったマンハッタンスカイも道中競りかける素振りは無く、その後ろにカワカミプリンセスとローゼンクロイツが追走。ペースはスンナリ落ち着き、入り3Fは35秒3と平均ペース。
3コーナー過ぎで痺れを切らしたように外からマチカネオーラが上がっていくと、中段以降につけていた馬たちが一斉に追い始めます。アドマイヤオーラはやはり大外から仕掛けられますが、予想通り反応いまいち。4コーナー手前の時点で既に前を捉えられそうな馬がいなくなり、案の定そのまま前残り。逃げたエイシンデピュティは終いもしっかり伸びて後続を退け快勝でした。2番手追走のマンハッタンスカイがそのまま2着、3番手には直線で一旦馬群に飲み込まれそうになっていたカワカミプリンセスが再び伸びて来ました。
前半1000mが59秒9と、後半1000mが59秒2。スロー寄りの平均ペースで展開とかあまり考察するところもない凡戦でした。メンバーが揃ってワクワク感があったのですが、蓋を開けたらかなりしょっぱい内容でした。こういう競馬をしているとファンはソッポを向く気がするのですけどね…。ただし、勝ったエイシンデピュティは随分と強くなった印象があります。恵まれた感が無いわけでもないのですが、以前のような脆さというか甘さが無くなってきた気がします。距離延長はプラスではないと思いますが、条件次第ではG1でも馬券絡みを警戒しておく必要が出てきた気がします。
重い印をつけた馬は軒並み凡走でしたが、まずヴィクトリーは論外としても、納得いかないのがインティライミの位置取り。この馬場ですし前が速くなるという雰囲気でもなかったと思いますから、もう少し前に付けられないと厳しいですね。佐藤哲三騎手はケガから復帰してからピリッとしない騎乗が続いているのですが、今回もそれを象徴するような内容だった気がします。そしてスウィフトカレント、この馬の場合も展開が向かなかったところはありますが、四位騎手もこういう後方尽というレースが目立つ騎手です。明日のディープスカイも要注意…ですね。
今後に向けて明るい材料だったのはカワカミプリンセス。さすがにいきなりは厳しいと思っていたのですが、馬券に絡んできました。次走は宝塚記念と思いますが、面白い存在になった気がします。そして直線で猛然と追い込んだカネトシツヨシオー。ここは相手が強いと考えていましたが、光るところは見せました。G3くらいなら十分通用すると思うので今後は注目ですね。逆に残念なことになったのはローゼンクロイツ。出来はいまひとつでしたが地力で食い込む余地があると思っていたんですが、予後不良とは…好きな馬だっただけに無念です。
白百合ステークスはルールプロスパーとノットアローンで勝負しましたがノットアローンは掛かって5着に沈み失敗。結局5戦して坊主という寂しい結果になり、ダービーに向けて猛烈にテンションが下がってしまいました。何とか気を取り直してゆっくり考えようと思います。
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