« オークス最終予想 | トップページ | 金鯱賞 »

2008.05.28

モヤモヤした結末

遅きに失した感は否めませんが、一応オークスを振り返っておきます。

20080525

東京11R 優駿牝馬(オークス)
1着 ▲15.トールポピー
2着 -06.エフティマイア
3着 -10.レジネッタ

6着 △04.レッドアゲート
7着 ○18.リトルアマポーラ
8着 ◎12.ソーマジック
12着 △09.ライムキャンディ
15着 △14.カレイジャスミン
16着 △13.スペルバインド

前日からの雨で馬場が渋りつつも発走までにはやや重までに回復し、ズブズブの道悪というわけでもありませんでした。レースは大方の予想通りエアパスカル、ブラックエンブレムのウォーエンブレム産駒2頭が先導する展開になり、入りは1000mが61秒4。大きく馬群が動くことなくそのまま直線に向くと、粘りこみを図るブラックエンブレムに内からソーマジック、レッドアゲート。外からエフティマイアも迫りますが、直線半ばからトールポピーが鋭く内に切れ込みつつ伸びてくるとそのまま差し切りました。2着にエフティマイア、3着には最後に内から伸びたレジネッタが入りました。

後半1000mが61秒5で上がり3Fが35秒7ですから、典型的なワンペースの競馬に見えます。もちろん馬場渋化の影響はあるのですが、それでも2分29秒になんらんとする走破時計は厳しいレースを物語る数字かも知れません。結果的に逃げた馬も残りつつも馬群の中段から伸びた馬が上位を占めた形になりましたが、それらはみんな桜花賞直行組であり、期待されたトライアル組はレッドアゲートの6着が最高という冴えない着順に終わっています。

勝ったトールポピーについては、事前にも書いたとおり距離適性と上がりがかかる競馬がまんまとハマりました。2歳女王ですから力があることは衆目の一致だった訳ですが、これがパンパンの良馬場だったらと考えると、今回の天候悪化の恩恵を最大限に活かした感はあります。問題は直線で大きく内に斜行して4頭の進路を妨害したこと、と考える人も多いと思うのですが、個人的にはこれも競馬と受け入れることにしています。もちろん褒められた騎乗とは思いませんが、馬は強かったと思いますし、今更物議を醸しても…という気もします。ただしこういうことの積み重ねが信頼の低下、ひいては競馬離れがすすむ原因になるのだとすれば、JRAは大いに考える必要があるとも思います。

驚いたのが2着のエフティマイア。いかに桜花賞2着馬と言えども、今回は距離的に厳しいとの見方が大勢であったと思います。父フジキセキ、母の父ニホンピロウイナーの血統で2400mを勝ち負けする底力は圧巻としか言いようが無く、レース振りも王道を行くものでした。この馬は想像以上に強いとみんな気がついてしまった以上、次走からは人気を集めると思います。

本命に推したソーマジックは道中不利を受けた1頭であり、本当のところ力が足りたのかどうかは分かりません。道中は好ポジションにつけて直線入り口で早々と先頭を捉える位置にいましたから掲示板くらいは十分有り得たと思いますが…馬券に絡めたかどうかは正直微妙なところではないかと感じています。ただし適性的にはよい条件だったと思うので、追いかけてみたいと思います。一方対抗のリトルアマポーラは直線伸びず8着。枠順や馬場状態以前にコンディションがいまひとつだったのかも知れません。これで終わる馬とは思いませんが、案外な凡走でした。

長い審議もあってモヤモヤしたまま終わってしまったオークスになりましたが、ダービーはもっとスカッとした結果になってほしいですね。とりあえず調教をチェックしてから事前予想を始めようと思っていますが、ダービーも難しそうです…。

|

« オークス最終予想 | トップページ | 金鯱賞 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。