特別展「天馬」
奈良国立博物館で開催されている特別展「天馬」を見に行ってきました。コンセプトについては公式サイトの方を見ていただきたいのですが、古今東西の馬、特に翼を持つ天馬(ペガサス)に関する美術品や骨董品が集められており、馬好きの博物館好きとしては非常に楽しめる内容でした。
この展示にはJRAが協力しており、本展示とは別にJRAのコーナー「ターフを翔ける天馬たち」もあり、テイエムオペラオーやシンボリルドルフの勝負服や蹄鉄などが展示されていました。そこには様々な種類の蹄鉄や鞭、そして普段のレースで使われる馬具なども展示されていたのですが、それについてJRAの職員であろう係員の方にいろいろと説明をしていただきました。
たとえば、騎手が被っているヘルメットは有名なヘルメットメーカーであるアライ製で、素材は内側が発泡スチロールで外側はカンガルー革なのだそうです。また、斤量を調整するための錘(おもり)は平地レースと障害レースではつけるところが違う(より馬の負担にならないように工夫されている)そうで、実際の錘も展示されていました。こういう部分は知る人ぞ知る話だとは思うのですが、普段これだけ競馬をやっていてもなかなか知り得ないことなので、興味深い内容でした。
奥のブースには勝負服を着て撮影できるコーナー(勝負服はメイショウやタニノなど3種類)や京都競馬場のミニチュア模型なども展示されており、スペースこそ狭いものの競馬ファンにはなかなか愉しみ甲斐のある展示になっていました。本展示を先に見て回った後だったので、かなりおなかいっぱい感がある状態だったのですが、まさに別腹的に見ることができました。
この特別展は6月1日までの開催になっているので、お近くの方や興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。ちなみに奈良国立博物館は奈良公園の中にありますので、周りは鹿だらけです。鹿と触れあって癒されてみるのも一興、です。
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