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2008.06.07

今更ながらダービー回顧

更新が一週間滞ってしまいました。あまり生活感を出したくないのですが、少し忙しかったもので…忘れないうちに軽くだけ振り返っておきます。

20080601

東京11R 日本ダービー
1着 △01.ディープスカイ
2着 -07.スマイルジャック
3着 ◎03.ブラックシェル

5着 ▲10.レインボーペガサス
9着 △13.ベンチャーナイン
12着 ○17.ショウナンアルバ
16着 △06.モンテクリスエス
17着 △16.メイショウクオリア

ディープスカイが直線大外から一気に差し切って快勝しました。2着には先行して粘りこみを図ったスマイルジャックが入り、3着にブラックシェル。2番人気のマイネルチャールズは4着、ダート4連勝からの挑戦で話題を集めた3番人気サクセスブロッケンは殿負けという結果に終わりました。

レースはレッツゴーキリシマのペース、2番手につけたアグネススターチも前を突っつくことはなかったため、ダービーとすれば比較的ゆったりした流れで展開しました。レースが動いたのは4コーナーを回ってからで、逃げ馬が一杯になったところをまず抜け出したのがスマイルジャック。外から差し馬勢が懸命に追うものの差はなかなか詰まらず、このまま押し切りかと思われたところに大外からディープスカイが飛んで来ました。直線はなかなか見応えのある攻防でした。

時計が2分26秒7と遅く(2つ前の古馬1000万下よりも0.4秒遅い)、上がりも極端には速くないため、レースレベルはさほど高くないという評価にはなると思います。しかし勝ったディープスカイは最内枠から道中内ラチ沿いを進み、直線で大外を回してまとめて差し切っていますので、こと末脚の切れという点についてはこのメンバーでは図抜けた存在だったということになるかと思います。ただ、マイル戦で見せた切れをそのまま生かせる流れになったとも言えるだけに、今後全幅の信頼となるかどうかは微妙…と感じています。

本命に推したブラックシェルは、内から伸びて3着。武騎手がレース後に語っていたようにレース序盤に挟まれる不利が結果的に響き、終始掛かり気味でのレースになってしまいましたが、それでも3着に来ているのですから力は見せたと言えると思います。ただしこの馬は本質的には2400mが合うとは言えず、もう少し短い方が競馬がしやすいのだろうとは思いました。これがもう少し前が流れる展開になっていたら、苦しくなっていたかも知れません。ともあれ、これでG1を2着3着ですから、世代の上位であることに違いはありません。今後はマイル~2000mくらいを主戦場として戦うことになるだろうと見ています。

2着に入ったスマイルジャックが絶妙な競馬をしたと思います。今回はかかりませんでしたし、距離が伸びても全然問題ありませんでした。直線で先頭に立ったときには「ダービー馬はダービー馬から(スマイルジャックの父はタニノギムレット)」という言葉が脳裏をよぎりましたが、結果はディープスカイの末脚に屈する形の2着。それでも十二分に力は発揮したと思います。それにしても今年の小牧騎手は乗れてますね。

重馬場前提で推した馬は軒並み馬群に沈んだことから、想像以上に馬場は回復していたのだろうと思います。そんな意味では他に特に触れたい馬はいないのですが、強いて言うならショウナンアルバ。皐月賞に輪をかけて、何をしたいのか分からないままの競馬でした。ウォーエンブレム産駒は難しい、なんていう言葉で済ませてほしくない、稀に見る下手乗りだったと思います。状態も下降線を描いているのかも知れませんが、少し馬が可愛そうでした。

ちなみに最終レースに組まれていた目黒記念は人気3頭で決まる堅い決着で、取るには取りましたが焼け石に水という感じでした。ホクトスルタンの重賞制覇は素直にうれしいのですが、アルナスラインの評価が難しくなってしまったような気もしないでもありません。ロックドゥカンブは休み明けの分だと思います。

今日はユニコーンステークスですが、この調子だとケンの予定です。買うとしたら人気ですがユビキタスを軸に、相手を穴目で。明日の安田記念はさすがに事前予想をしたいと思っています。

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