« 2008年6月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

2008.10.28

潔さが裏目

20081026

京都11R 菊花賞
1着-14.オウケンブルースリ
2着◎01.フローテーション

3着-05.ナムラクレセント

4着△08.スマートギア
6着△15.ベンチャーナイン
18着▲02.ノットアローン

アグネススターチがペースを握ろうとしたところに掛かったノットアローンが絡んで、前半1000mは58秒8というハイペース。しかし1コーナーを過ぎて一気にペースダウンし、向こう正面では既に先行した2頭が馬群に飲み込まれる展開。2000mの通過は2分5秒5で、前の2頭以外はむしろスローの上がりの競馬となりそうな様相に。

予想通り残り800m前後から展開が動き始め、1番人気のオウケンブルースリが外から押し上げます。これを見るように追走する武豊スマートギアと安藤勝己ダイシンプラン。前は先行馬が沈んだところを内をついてマイネルチャールズ、中からナムラクレセントが足を伸ばしてきます。直線、外から抜け出しを図るオウケンブルースリに追いすがるスマートギア、内のマイネルは脚色一杯、ナムラが粘り腰を見せる。そこへフローテーションが馬群を割って鋭く伸びてゴール前で先頭に際どく迫るも、もう一度突き放したオウケンブルースリが1馬身1/4の差を付けての1着となりました。

勝ったオウケンブルースリは、勝負どころで自分から動いてそのまま押し切る強い内容。メンバーに恵まれたとはいえ、前走のトライアルで春の実績馬に迫ったのは伊達ではなかったということを証明しました。厳しいペースになれば最後の底力勝負がどうかという疑問と、口向きが悪そうで右回りに対する不安を感じていたのですが、そんなものは全然関係なかったですね。次はジャパンカップを目指すということで、ダービー馬ディープスカイや古馬一線級との対決が注目されます。

2着は本命に挙げたフローテーション。道中は折り合い一息で流れに乗り切れず、4コーナーでも少し窮屈になりかけました。結局直線だけの競馬であそこまで勝ち馬を追い詰めたのですから、もう少しスムーズに運べていれば…との思いもあるのですが、ここで変わり身を見せるという読みが当たっていたのである程度は満足しています。

3着のナムラは馬券的には拾いましたが、(前の2頭を除いて)先行した中では唯一馬券圏内に残ったということで、底力はありそうです。時計勝負になると分が悪いかもしれませんが、自己条件に戻れば威張れる存在でしょう。4着スマートギアはさすがは武豊という位置取りで一瞬オウケンと一騎打ちかとも思わせたのですが、最後に鈍ったあたりは距離の壁でしょうか。血統的に見ても中距離がベターと思いますので、今後重賞戦線でも期待が持てる1頭と思います。

ノットアローンは…あそこまで暴走してしまうとは考えてなかったので、今回は論外でしたね。いいペースで引っ張るのではと思っていたのですが、露払いにもなれなかった感じでした。

馬券的には人気馬を潔く消してしまったのが裏目に出てしまいました。1枠からの総流しで枠連を的中、しかもベンチャーナインが居るということで多少厚くしてはいましたが、代用品が1番人気ではいかんともし難いですね。フローテーションが頭まで突き抜けてくれていれば格好もついたのでしょうが…、ともあれこれで秋のG1は2つ目の的中(スプリンターズステークスはブログには投稿していませんが)ということで、白星先行です。

次週は注目の秋の天皇賞。日曜は淀に参戦の予定ですので、週日から気合を入れて予想したいと考えています。

| | コメント (0)

2008.10.26

菊花賞

春のG1勝ち馬が出走しないため本命不在の混戦となりそうな今年の菊花賞ですが、折からの雨も予想を難しくすることに拍車をかけている気がします。3000mという距離はどの馬にとっても初めてですから適性の判断も容易ではないですし、今回は手探り感満点の予想になりそうです。

◎01.フローテーション
▲02.ノットアローン
△08.スマートギア
△15.ベンチャーナイン

長距離戦なので展開はあまり大きな影響がないとも考えられますが、先手をとるのはアグネススターチかロードアリエスあたりが予想されます。例年通り縦長の展開になると考えた場合、前はそれなりに流れるのではないでしょうか。そしてそこまでのペースに関係なく残り800mくらいから競馬が動き始めることが多いですから、直線だけの瞬発力勝負よりは長く良い脚を使える馬が向くと思います。あとは京都のコースに合うタイプが見つかれば、ということです。

他にあまり番組の無い長丁場ですから、血統的な背景も少し気にしたいと思います。欧州型のステイヤーの血が重要になると考えていますが、日本では長距離といえばリアルシャダイですよね。ということで、という訳でもないのですが、母の父にリアルシャダイの血を持つフローテーションを狙ってみようと思います。母系はスティンガーなどを出している社台の古い牝系で、瞬発力の裏付けもあります。京都コースの実績となると1年前の萩ステークスまで遡る必要がありますが、底力が問われる流れをキッチリ差し切っているあたりは評価できるのではないでしょうか。

対抗は敢えて飛ばして、単穴としてノットアローンを挙げます。長距離戦、差し詰め菊花賞では非常に高い実績を持つ横山典騎手への期待感が非常に大きいのですが、直線の我慢比べのような競馬はこの馬の得意な形ではないかと考えます。スタミナ面での不安が無いとは言えませんが、そこは鞍上が何とかしてくれないでしょうか。また連下には、武豊騎手のスマートギアと母系にスタミナの支えがありそうなベンチャーナインを取りました。後者は上がりの競馬になると厳しいでしょうが、それなりに流れて上がりが掛かる競馬になれば目があるのではないかと思います。

もちろんこの4頭に絞れるとは思っていないのですが、あまり印を回しても収拾がつかなくなるので注目馬はこれくらいとしておきます。馬券は1枠2頭を中心に手広くいこうと思いますが、オウケンブルースリやマイネルチャールズは買わない方向で考えています。

| | コメント (0)

2008.10.22

大万馬券に唖然

20081019

京都11R 秋華賞
1着△04.ブラックエンブレム
2着-01.ムードインディゴ
3着-15.プロヴィナージュ

4着☆10.ブライティアパルス
5着△05.エフティマイア
7着▲03.ソーマジック
8着○17.レジネッタ
9着◎18.オディール
14着△06.レッドアゲート

スローと思われたペースは前半1000mが58秒6とどちらかというと前傾、ハイペースという意外な競馬になりました。ポイントはエアパスカルが思ったより出脚がつかなかったことと、思い切って行ったプロヴィナージュの存在でしょう。結果として若干競り合うような形になり、2ハロン目が10秒4とかなり速いです。ここが祟ったのか、エアパスカルは早々と後退して殿負けを喫しています。

勝ったブラックエンブレムは道中は中段やや前に構えて、前を見据える競馬。4コーナーも大きなロス無く回ると、直線では力強く伸びて後方から強襲したムードインディゴを半馬身抑えました。内枠の場合はいざ追い出したときに前が詰まることの多い京都の内回りですが、パトロールフィルムを見ると直線で岩田騎手の目の前はぽっかりと開けていました。持ち前のしぶとい末脚に加えて、こういう運も引き寄せて見事なレース振りで最後の一冠をものにしました。

本命に推したオディールは9着、対抗のレジネッタは8着。道中は中段で馬群が固まる中、外々を回って追走。コーナーも大外は回ったものの、2頭とも手応えは悪くないように見えたのですが…、最後は伸び脚一息で沈黙という結果に終わってしまいました。結果的には外を回ったロスが響いたのかも知れませんが、オディールとしては前が流れすぎて追走に脚を使ったことが、そしてレジネッタとしては微妙な仕掛けの早さが、最後に堪えたような気がします。

驚いたのは3着に逃げ粘ったプロヴィナージュ。関東オークス2着の実績はあるものの、ダートからの転戦で芝は過去に9着1回のみ。この馬が出走したことで血統馬のポルトフィーノが除外となったため、レース前には物議を醸しました。しかし結果は見せ場十分の3着で、走破時計1分58秒6も優秀。これと決めた時の佐藤哲三騎手は怖いのですが、今回はまさにその資質を存分に発揮したと思います。G1レースでの過去最高配当、三連単1000万超のサプライズを演出した立役者となりました。

馬券的にはしょっぱいことになりました(しかも馬連は買い間違えてました)が、これはこれで見応えのあるレースでした。しかしまあ、とんでもなく荒れましたね。次の菊花賞も本命不在の混戦ですから、また大きいのが出るかも知れません。

| | コメント (0)

2008.10.19

秋華賞

秋華賞は突出馬不在の非常に難しいメンバーになりました。もとより春の勢力に大きな優劣が無かったことに加え、その馬たちの前哨戦の結果がピリッとしなかったとのが拍車をかけてしまいました。逆に夏の上がり馬といえる馬がいるかといえば、そこまで台頭した馬もおらず…。今年の3歳G1は最後まで悩まされることになりそうです。

◎18.オディール
○17.レジネッタ
▲03.ソーマジック
△04.ブラックエンブレム
△06.レッドアゲート
△05.エフティマイア
☆10.ブライティアパルス

エアパスカルがすんなりハナに立てそうなので、展開的には前半スローは必至の情勢に見えます。問題は仕掛けのタイミングとその時の位置取りということになりますが、極限の瞬発力勝負を好む馬はいないと見れば、どの馬も思ったより早く動き始めると見ています。その時に内に潜り込んだ場合は直線で行き場をなくすことの多い京都の内回りですから、外枠で楽に構えられる方が有利ではないかと考えました。

オディールは前走が休み明けで4着。広いコースで末脚勝負のイメージがありますが、道悪を前々で追走して終いも相応に脚を伸ばしました。パワーが勝ったタイプで一気の瞬発力よりは長くいい脚の使える馬だと見ています。春はチューリップ賞で極限の脚を使ってしまい、反動で馬体が回復せず煮え切らない結果になってしまいましたが、夏を越して状態も戻ったように感じます。枠が外過ぎるきらいもありますが、展開や適性を考えたときに一番堅実に勝ち負けできそうと見て、本命としました。

相手は安定感でレジネッタ。ローテーションがきついのと鞍上の早仕掛けが不安材料ですが、桜花賞を勝ってオークスも3着と力が上位なのは説明不要。前走も最後わずかに交されはしたものの顕在振りを示しており、依然安定勢力と見ています。単穴はオークス以来となるソーマジック。関東馬劣勢、鉄砲は不利、この馬自身もいくらか人気先行、というイメージが付いて回りますが、それでも今回は人気が無さすぎだと思います。桜花賞のイメージで競馬が出来ればいいところまで来れるのではないかという期待を込めての3番手評価です。

以下は先行勢から可能性がありそうな順に。ブラックエンブレムは前走道悪が堪えて惨敗でしたが、長くいい脚が使えるパワー型が有利と見ていますのでこの馬の粘りは注目したいところ。レッドアゲートはエンジンの懸かりが悪いタイプですが、ビュッと切れる馬よりもこういうタイプの方が御しやすい流れになるのではと考えます。エフティマイアは春の実績からすればもっと上とも思ったのですが、乗り難しい馬ということだけに乗り替わりのテン乗りはマイナスとしてこの評価としました。

登録時から惑星として注目していたブライティアパルスは、些か穴人気が先行している気がしますが面白い存在には違いないです。後ろが可愛がってくれれば3着までに残せる可能性もあるので、印は回しました。

消した馬としては、まずトールポピー。スローの上がり勝負は常に差し届かずのレースで、前が流れる競馬が理想。しかも瞬発力勝負のタイプで、想定している展開とは真逆の馬なので消します。リトルアマポーラはオークスで1番人気でしたが、この馬もやはり長い直線で一気に足を伸ばすスタイルが身上。これが外回りコースなら印を回してもいいのですが、ここでは難しいと思います。ローズステークスの1、2着も展開や馬場に恵まれた点と権利取りのため仕上げ状態に差があった点などを踏まえて無印としています。

馬券はオディールから。単勝と馬連で十分と考えていますが、三連馬券も少し買ってみようかと思います。

| | コメント (0)

2008.10.17

重賞はサッパリでしたが

まんまと更新を忘れていました。長く更新していないとこういうところがだめですね。日曜日は久々に淀に参戦してきましたので、5日遅れですが結果を報告したいと思います。ちなみに朝はダラダラしていたので、昼からの参戦でした。

200810125京都5R メイクデビュー京都
1着 07.マイネルジェネシス
2着 05.アキノカウンター

3着 03.マルタカアンデス

馬連 500円×5.9倍
三連複 100円×28.9倍

新馬は運試しということでパドック気配だけで買いましたが、◎→○で決着。幸先いいですね。

200810126京都6R 3歳上500万下
1着 07.ブレイブファイト
2着 08.エーティードン
3着 10.ゴールデンラダー

枠連 200円×21.1倍
ワイド 200円×83.3倍
 
 

まだまだ運試し…のつもりだったんですが、下見でよく見えた穴馬8番が2着に入ってくれて、おいしい結果に。ただ、勝ち馬を初ダートということで評価を落としてしまい三連複がとれなかったのは残念でした。

200810127京都7R 3歳上500万下
1着 11.アドマイヤゴルゴ
2着 02.マサヤマト
3着 06.スリーアリスト
 
 
 

展開の読み違えというか、ナムラが勢いよく行き過ぎた気がします。連勝でちょっと調子に乗ったかもしれません。

200810128京都8R 3歳上500万下
1着 16.コパノジングー
2着 06.チョウサンデイ

3着 02.ゴールデンガッツ

枠連 200円×51.7倍
 
 
 

出来の割には人気無さ過ぎの3枠2頭、特にチョウサンデイが狙い目でした。チョウサンデイ1頭に絞れていたら馬連総流しも出来たのですけどね…。ワイド70倍が2着4着のニアミス馬券でしたが、リスク回避の枠連がこの倍率なら悪くないです。

この辺で今日は勝てそうと思ったのが良くなかったのか、ここからサッパリ前線が張り出してきます。

200810129京都9R 壬生特別
1着 04.ヘッドライナー
2着 02.サクライダテン
3着 14.シゲルダイハッカイ
 
 
 

軸は堅いと思った05.マイネアルデュールが5着で、丸飛び。2着3着はかすりもしない結果に。

2008101210東京10R オクトーバーステークス
1着 09.ジャガーメイル
2着 16.スクリーンヒーロー

3着 06.キングアーサー

枠連 300円×4.5倍
馬連 500円×7.6倍

前日予想で東京の条件戦はここだけ手を出そうと思っていた10レース。ジャガーメイルは鉄板軸と踏んでいたので、順当な結果。これなら三連複でも三連単でもとれた、とかいうのは後からならいくらでもいえる話です。

2008101210_2京都10R 太秦ステークス
1着 08.ダイショウジェット
2着 15.オネストジョン
3着 11.フィールドオアシス
 
 
 
 
 

この日一番声が出た悔しいレースでした。予想では、フィールドオアシスはここでは順当に軸、状態が良さそうな中穴ダイショウジェットに軽量で条件ベストのヘイローフジを絡めて、これで8割方とれる自信があったのですが…。1番人気は伊達じゃなかったオネストジョン。淀のゴール前で最後の直線「アンカツ死ぬ気で追えーっ!」と絶叫していたのは私です。

いよいよメインですが、京都10レースで精根尽きた感があり、ちょっと気乗りしない状態で惰性で買ってしまいました。事前予想をしているときは、こういう具合になることがままあります。

2008101211東京11R 毎日王冠
1着-02.スーパーホーネット
2着◎03.ウオッカ
3着-05.アドマイヤフジ

6着▲07.オースミグラスワン
7着△08.ハイアーゲーム
12着○10.リキッドノーツ
13着△04.キャプテンベガ
15着☆06.アグネストレジャー

レースは大方の予想を覆してウオッカがハナに立つ展開。直線でいったんは後続を突き放して逃げ込み態勢かと思われたのですが、残り200mを切ってから内を先行していたスーパーホーネットがぐんぐん迫ってきてゴール板前できっちり差し切りました。3着にも先行集団から伸びたアドマイヤフジが入り、後方に控えた組は全滅という結果でした。

ウオッカが作ったペースは超ハイペースというわけではありませんでしたが(1000m通過が59秒3)、これで上がり4Fを45秒3、3Fを33秒8でまとめられると、普通なら後続に出番はないところです。特に1200m~1400mの10秒5という加速は、後ろを振り切るには十分なものでした。これを好位で追走しつつ交わしたスーパーホーネットの走りには、まさに脱帽の一言。不安視していた距離は全然問題なかったですね。一方2着に敗れたウオッカですが、今回は休み明けで57キロということを考えれば上々の結果で、天皇賞には万全で出られそうな感じです。負けて強しとはこのことだと思います。

3着のアドマイヤフジは、予想を書いた後でどうしても気になり相手で拾っていました。この馬はポン駆けが利く(というか使い減りする)タイプで、1800mへの距離短縮もプラスに働いたと思います。惜しむらくは前の2頭が強すぎたというところでしょうか。

末脚勝負で力が発揮できそうと思っていた馬たちは軒並み後方侭という結果でした。オースミグラスワン、ハイアーゲームあたりは期待した分くらいは走ってくれた(ハイアーゲームは上がり3Fが最速)のですが、それ以外は…対抗リキッドノーツは大振りしすぎでしたね。

2008101211_2京都11R 京都大賞典
1着△05.トーホウアラン
2着-09.アドマイヤモナーク
3着▲03.アイポッパー

5着○04.アルナスライン
6着△10.マンハッタンスカイ
7着◎01.ポップロック
 

予想されたとおり超スローからの上がり勝負になりましたが、ゴール前は外から伸びたアドマイヤモナークが突き抜けようかというところをトーホウアランが内からすくって勝利。3着アイポッパー、4着メイショウカチドキと8歳馬が好走し、人気上位の馬はその後ろというやや波乱の結果になりました。

勝ったトーホウアランは朝日チャレンジカップを使っていた分が利いたのか、最後の伸びは見事でした。もとより京都での実績が高い馬で予想の時も一度は本命にしかかったのですが、上がり勝負になってどうかというのと団子の競馬になった時の鞍上への不安を感じたため、印を落としてしまいました。最後は馬群をこじ開けていますし、少なくともジョッキー云々で評価を下げる必要はなかったような気がします。

アドマイヤモナークの好走は想定外でしたが、安藤騎手の老練な騎乗ぶりが際立ちました。人気のアルナスラインを封じ込み、直線では勝ち切りそうな脚色でした。最後は内から差されましたが、もうひとつ評価が上がってなかった同馬がまだやれるということを見せるには十分な内容だったと思います。

◎を付けたポップロックはマンハッタンスカイを見ながらの2番手追走でしたが、直線で早々と後退。休み明けを苦にするタイプではないと思っていたのですが、想像以上の脆さには衰えを感じてしまいました。一方対抗のアルナスラインは位置取り、特にアドマイヤモナークとのポジション争いで負けた気がしますが、最後の脚はさすがというところを見せましたからこれで評価を落とす必要はなさそうです。ただしこれからのG1戦線を考えると、賞金が加算できなかったのは後々響いてくるかもしれません。

アドマイヤジュピタは…、天皇賞の時とは別馬のように馬が萎んでいましたね。このメンバーならこれでもやれると思ったのかもしれませんが、想像以上に厳しい状態だったようです。ここを使ったことが後に禍根を残すことにならなければよいのですけどね。

メインは東西ともにまったくの空振りで、意気消沈しての最終レース。

2008101212京都12R 3歳上1000万下
1着 08.ライフストリーム
2着 09.ペプチドアトム
3着 05.スマートリーズン
 
 
 
 
 

買った馬は1頭も掲示板に入って来ませんでした。
無理して買うレースではなかったですね…。

天候にも恵まれてすがすがしい一日でしたが、馬券は尻すぼみでちょっと残念な結果でした。それでも購入10レースで4つ的中してのプラスでしたから、まあよしとしておきます。次週から秋華賞、菊花賞とG1が続きますので、気合いを入れなおして頑張りたいと思います。

| | コメント (0)

2008.10.11

毎日王冠、京都大賞典

ざっと3ヶ月半のご無沙汰です。夏競馬はまるっとお休みして秋に入ったらまた再開しようと思っていたのですが、気がついたら1開催終わってしまいました。これではいけないということで、ホームともいえる京都開催が始まった今週からブログの方も頑張っていこうと思います。春にお越しいただいていた方にはお待たせしました、秋からお初にお目にかかる方にはどうぞご贔屓に、ということでよろしくお願いいたします。

ちなみにお休み中も馬券はチョロチョロと買っていました。先週のスプリンターズステークスは無難に的中したのですが、三連単はスリープレスナイトの1着固定なのに2着をビービーガルダンだけに絞ってしまい、最後の最後にすり抜けてしまいました。馬連は2点で取れましたが、それでも安かったですね。それでも前日のシリウスステークスも馬連4点で取れてましたから、そろそろエンジンがかかってきたかも知れません。

今週は東西で古馬の戦いです。来るべき天皇賞やジャパンカップに向けての重要な前哨戦となるレースなのでしっかり状態を見極める必要があるわけですが、本番で狙う馬とここで狙う馬は少し違う、かもしれません。

まずは東京の毎日王冠から。いきなり印です。

◎03.ウオッカ
○10.リキッドノーツ
▲07.オースミグラスワン
△08.ハイアーゲーム
△04.キャプテンベガ
☆06.アグネストレジャー

積極的に引っ張る馬が見当たらず、展開はスローになりそうな気配。昨年あっと言わせたチョウサンが行くか、或いはカンパニーが機先を制すかというところでしょうか。馬場も良馬場が期待できるとあれば、上がりがかなり早くなる瞬発力勝負になりそうです。そうなると現状でウオッカに適う馬はそう多くはないですよね。出来も上々のようですし、ここはきっちり勝って次をという雰囲気。素直に従った方が無難と思います。

問題は相手だと思いますが、東京の芝で上がり勝負ということを考慮してこのメンバー。オースミグラスワンは前売り2番人気ということで思った以上に売れている印象ですが、リキッドノーツやハイアーゲームは穴目…ですね。面白いところです。そしてようやくここまで上がってきたかという印象があるキャプテンベガ。アグネストレジャーも上がり3ハロンで33秒の脚が使える馬ですから、一発あるかもしれません。

人気どころで危険視しているのは、左回り実績が皆無に近いカンパニーとサクラメガワンダー、ここに来ての距離延長に不安全開のスーパーホーネット、そして三浦皇成騎手だけがクローズアップされているけど明らかに調整不足のドリームパスポート。この辺は買いません。怖いのは本来直結性の低い北海道からの転戦組、フィールドベアーやトーセンキャプテンあたりは手が広げられるなら拾ってもいいかもと考えています。

馬券はウオッカから。単式で良いと思いますが、連でも変わらないかもしれません。タテ目を押さえるとしたら、個人的に好きな馬のハイアーゲームから入ります。

続いては、京都大賞典。こちらは少頭数になりました。

◎01.ポップロック
○04.アルナスライン
▲03.アイポッパー
△10.マンハッタンスカイ
△05.トーホウアラン

少頭数の2400m、しかもこのメンバーですから無理に飛ばす馬もいないでしょう。展開が緩くなるのは必定で、スタミナよりは瞬発力がものを言うような競馬になりそうです。軸は上がり勝負ならここで行きたいポップロックから入ります。春の天皇賞では案外という見方もありますが、そもそも3200mは守備範囲外と考えれば度外視出来るでしょう。重賞勝ちは意外と少ない同馬ですが、ここはベターの条件と思われるので中心視でよいと考えています。

相手は春先に上がり馬として期待されたアルナスライン。宝塚記念は道悪も良くなかったのか完敗でしたが、京都ならあんな競馬にはならないでしょう。昨年のこのレースでは3歳馬ながら3着に頑張っていますし、ここならという雰囲気はあります。単穴アイポッパーは8歳になりましたが状態は良さそうですし、京都の実績も高いです。ズブさが出ているきらいもありますが、波に乗っている上村騎手の手綱捌きにも期待します。

問題は天皇賞馬アドマイヤジュピタの取捨ですが、あの調教は贔屓目に見ても手が出ません。ここは人気で飛んでもらいましょうか。

馬券は◎○の馬連が勝負。三連馬券はアドマイヤジュピタが絡まれると嫌なのでやめとこうと思います。マンハッタンスカイの前残りも強ち無いとは言い切れない気もしますが…遊び程度なら。

ということで、この秋も皆さん、頑張りましょう。

| | コメント (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年11月 »