潔さが裏目
京都11R 菊花賞
1着-14.オウケンブルースリ
2着◎01.フローテーション
3着-05.ナムラクレセント
…
4着△08.スマートギア
6着△15.ベンチャーナイン
18着▲02.ノットアローン
アグネススターチがペースを握ろうとしたところに掛かったノットアローンが絡んで、前半1000mは58秒8というハイペース。しかし1コーナーを過ぎて一気にペースダウンし、向こう正面では既に先行した2頭が馬群に飲み込まれる展開。2000mの通過は2分5秒5で、前の2頭以外はむしろスローの上がりの競馬となりそうな様相に。
予想通り残り800m前後から展開が動き始め、1番人気のオウケンブルースリが外から押し上げます。これを見るように追走する武豊スマートギアと安藤勝己ダイシンプラン。前は先行馬が沈んだところを内をついてマイネルチャールズ、中からナムラクレセントが足を伸ばしてきます。直線、外から抜け出しを図るオウケンブルースリに追いすがるスマートギア、内のマイネルは脚色一杯、ナムラが粘り腰を見せる。そこへフローテーションが馬群を割って鋭く伸びてゴール前で先頭に際どく迫るも、もう一度突き放したオウケンブルースリが1馬身1/4の差を付けての1着となりました。
勝ったオウケンブルースリは、勝負どころで自分から動いてそのまま押し切る強い内容。メンバーに恵まれたとはいえ、前走のトライアルで春の実績馬に迫ったのは伊達ではなかったということを証明しました。厳しいペースになれば最後の底力勝負がどうかという疑問と、口向きが悪そうで右回りに対する不安を感じていたのですが、そんなものは全然関係なかったですね。次はジャパンカップを目指すということで、ダービー馬ディープスカイや古馬一線級との対決が注目されます。
2着は本命に挙げたフローテーション。道中は折り合い一息で流れに乗り切れず、4コーナーでも少し窮屈になりかけました。結局直線だけの競馬であそこまで勝ち馬を追い詰めたのですから、もう少しスムーズに運べていれば…との思いもあるのですが、ここで変わり身を見せるという読みが当たっていたのである程度は満足しています。
3着のナムラは馬券的には拾いましたが、(前の2頭を除いて)先行した中では唯一馬券圏内に残ったということで、底力はありそうです。時計勝負になると分が悪いかもしれませんが、自己条件に戻れば威張れる存在でしょう。4着スマートギアはさすがは武豊という位置取りで一瞬オウケンと一騎打ちかとも思わせたのですが、最後に鈍ったあたりは距離の壁でしょうか。血統的に見ても中距離がベターと思いますので、今後重賞戦線でも期待が持てる1頭と思います。
ノットアローンは…あそこまで暴走してしまうとは考えてなかったので、今回は論外でしたね。いいペースで引っ張るのではと思っていたのですが、露払いにもなれなかった感じでした。
馬券的には人気馬を潔く消してしまったのが裏目に出てしまいました。1枠からの総流しで枠連を的中、しかもベンチャーナインが居るということで多少厚くしてはいましたが、代用品が1番人気ではいかんともし難いですね。フローテーションが頭まで突き抜けてくれていれば格好もついたのでしょうが…、ともあれこれで秋のG1は2つ目の的中(スプリンターズステークスはブログには投稿していませんが)ということで、白星先行です。
次週は注目の秋の天皇賞。日曜は淀に参戦の予定ですので、週日から気合を入れて予想したいと考えています。
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