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2008年11月

2008.11.30

ジャパンカップ

今年からダートの方が1週後の阪神に移り、単独開催となったジャパンカップです。メンバーは一見豪華なのですが、何となく盛り上がらない気がするのは私だけでしょうか。外国からの参戦が物足りないというのも去ることながら、武豊騎手がいないのは結構影響があるようにも思います。メイショウサムソンは石橋さんに手が戻って一部のファンの間では盛り上がっているようですが、果たして…。

◎01.オウケンブルースリ
○15.アサクサキングス
▲09.ディープスカイ
△02.メイショウサムソン
△04.ウオッカ
△06.パープルムーン
☆08.トーホウアラン

悩んだのですが、今年の菊花賞馬オウケンブルースリを本命にしてみました。この秋一気に素質開花した上がり馬で、父ジャングルポケットはダービーとジャパンカップを制しているように東京2400mの鬼。もちろんその父トニービンも東京巧者を続々と輩出しています。条件戦ですが新潟で圧勝しているように左回りは大丈夫でしょう。スタミナ面が心配された菊花賞でも自分から動く競馬で勝ち切っているように問題がなさそうです。問題は1枠1番をどう捌くかでしょうが、今年の東京は使い込むほど内が残る傾向が出ていますから、内で我慢して直線勝負に出れば…と期待します。

対抗には少し捻って、昨年の菊花賞馬アサクサキングスを挙げてみました。前走の天皇賞は休み明けで高速決着の競馬でしたからさすがに厳しかったのですが、それでも勝ち馬から3馬身程度の遅れでしたから9着という着順ほど悪い内容ではなかったと思います。いろんな意味で要注意のルメール騎手に乗り替わったこともあり、どういう競馬に出るのか予想がしにくいところではありますが、人気ほど上位とは差がないと思いますので馬券妙味を考えて上に持ってきました。前々で粘るのが身上でしょうから、スンナリ先行が理想ですかね。

三世代のダービー馬が揃い踏みという中で、一番上にしたのは今年の勝ち馬ディープスカイ。神戸新聞杯は少し危なっかしい競馬でしたが、それでも後に菊花賞を勝つオウケンブルースリにはキッチリ先着。古馬に初挑戦となった天皇賞でもあわやの3着と力を見せる競馬で、この世代では確実に上位であることを証明しました。ただ、その天皇賞が激戦であったゆえに反動が少し気になるので、若干印を下げました。もっともあっさり勝たれても全然不思議はありませんので、上位3頭までは差がないと思います。

以下、ヒモ候補は4頭。メイショウサムソンは凱旋門賞挑戦から帰国しての初戦となります。やはり臨戦過程としては楽ではないのと、1年半ぶりの騎乗となる石橋騎手が手の内に入れられるかどうかが鍵です。枠順はこの馬にはベストに近いと思いますが、冬場はあまり良くないという話もありますので、最大限に評価してこの辺でしょうか。1番人気が予想されるウオッカは前走が目一杯の競馬。ダービーを勝っているとはいえ、もとより2400mという距離は長いのではという疑問があり、実際に安田記念で非常に強い競馬を見せました。前走の疲れ、距離延長、そして鞍上の岩田騎手が前日に落馬負傷したことも含めて、少し強気になれる要素がないです。

3頭出走となった外国馬からはパープルムーンを挙げました。未知のところが大きいのは事実ですが、血統的には母系が軽いスピード競馬に適応できるので父ガリレオと過去の走破時計だけを鵜呑みにするのは危険かも知れないと思って拾いました。実績ではペイパルブルの方が上位ですが、2年続けて参戦して成績を上げてくる馬は皆無といってもよいので、軽視します。

トーホウアランは注の扱いですが、ダンスインザダーク産駒は今年の秋は怖いのと、ジャパンカップでも相性がいいというところを買いました。とはいえ、あまり確信はありません。

馬券は非常に難しいのですが、上位3頭を中心の組み立てになると思います。連下以下は三連馬券のヒモ程度の扱いにする予定です。

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2008.11.28

外人騎手は要注意

月曜が休日だったということもありますが、なんかあっという間の1週間でした。マイルチャンピオンシップの回顧がなかなか書けないまま、気がついたら週末です。ということで遅ればせながらの更新です。

20081123cs

京都11R マイルチャンピオンシップ
1着-07.ブルーメンブラット
2着▲17.スーパーホーネット
3着-02.ファイングレイン

4着△16.カンパニー
5着◎01.ローレルゲレイロ
6着△09.マルカシェンク
8着△03.スズカフェニックス
13着△12.キストゥヘヴン
14着○13.サイレントプライド

レースはマイネルレーニアがハナを奪い、入りの3Fは34秒4とほぼ予想したとおりのペース。1000m通過も58秒を切るくらいのところで流れてくれたので、この展開ならローレルゲレイロは残せるかと思ったのですが…、外から伸びたスーパーホーネットに対して内から抜け出してきたブルーメンブラットが急襲し、3/4馬身交したところがゴールでした。スーパーホーネットは悲願達成ならず2年連続の2着、3着は春の短距離王ファイングレイン。

勝ったブルーメンブラットは内ラチ沿いでローレルゲレイロの後ろを追走し、直線半ばまで追い出しを我慢して終いに賭けるような競馬。これがズバッとはまりました。外を回って一旦は抜け出したスーパーホーネットとは上がり3Fは同じ33秒9でしたが、やはり回った位置取りの差、そして終い勝負に徹したのが最後の切れにつながったのだろうと思います。真っ向から消した馬にこれだけ鮮やかに勝たれると、お手上げです。

個人的にはメンバーからしてもう少し速い流れになると予想していて、後ろの馬はなし崩しに脚を使わされる展開になるだろうと考えていました。計算が狂った原因はコンゴウリキシオー、というか、ルメール騎手。抑えて味のあるタイプではないと思うんですがね…この馬が前に行けば、ハナは譲りたくないマイネルは必然的にペースアップするはずで、流れも速くなったと思います。前後半でコンマ1秒しか差の無いイーブンペースはスタートで脚を使った先行勢には一番厳しい展開で、それでいて5着に残ったローレルゲレイロはよく走っていると思います。

対抗に推したサイレントプライドがさっぱりでした。ダイワメジャーのような早い仕掛けの競馬をするだろうという予想通りの直線入り口での進出でしたが、直線半ばで既に馬群に飲み込まれました。国枝師は輸送競馬は難しい云々というコメントを出していましたが、これがこの馬の実力…ですかね。結論を言えば、スローペースの前残りでないと無理だったということでしょうか。

この秋のG1戦線はなんだかあだで取れる競馬が続いていたのですが、ここは完敗でした。今週はジャパンカップということで、気を取り直して頑張って予想します。

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2008.11.23

マイルチャンピオンシップ

今週は3連休ということで変則の3日開催、その中日に組まれているのがG1のマイルチャンピオンシップです。京都の馬場傾向が前日に見られない…という不安が少しありますが、敢えてその辺は気にせずに予想してみました。

◎01.ローレルゲレイロ
○13.サイレントプライド
▲17.スーパーホーネット
△03.スズカフェニックス
△16.カンパニー
△12.キストゥヘヴン
△09.マルカシェンク

マイルチャンピオンシップのラップと展開を振り返ると、基本的には前半が平均より早めに流れて上がりがかかる傾向にあることが分かります。近2年は微妙に外れるので少し惑わされるのですが、ダイワメジャーが作る展開にみんなハマったということかも知れません。芝の軽い京都の馬場で上がりの瞬発力勝負のイメージがありますが、ラップ自体は5ハロン~6ハロンで11秒台が連続するというイーブンから上がりは我慢比べ、という方向に振れているということでいいのではないのかと思います。

本命はローレルゲレイロを選びました。前走は1400mのスワンステークスを休み明けで2着と好走。実績は1400mを中心に短いところに偏っているイメージがありますが、東京新聞杯を勝っているようにマイルは十分守備範囲です。先行して11秒台のラップを維持できるという点ではメンバー随一と思いますし、枠順にも恵まれました。頭信頼というほどではないにしても、連軸ないし複軸としては有力ではないかと考えています。

対抗は関東馬のサイレントプライド。評価の分かれる取捨の難しい馬なのですが、国枝師いわくは前走は出来が良くなかったということで、それであの時計で勝てるのであれば上積みを考慮すれば勝ち負けできるのではと期待してみました。先行気味に追走して早めに仕掛けるダイワメジャーのような競馬が出来れば、というところです。

1番人気が予想されるスーパーホーネットは3番手まで。末脚一閃の上がり勝負向きのイメージがありますが、先行主体の我慢比べになった毎日王冠でウオッカに差し届いているように融通性はあります。ただ昨年の好走をそのまま鵜呑みにすると、展開の違いにハマって脚を余したりどうやっても届かない位置になったりする可能性があり、絶対視は危険と考えています。無難に中段に付けられればあっさりということもあるので、これ以下には下げられませんでした。

連下にはとりあえず4頭。前走はモタれて4着だったスズカフェニックスは、末脚の切れという点ではメンバー随一。早めに抜け出した馬が残る展開で1頭だけ別次元の脚を使う可能性があります。カンパニーは天皇賞秋を4着しているように実力は上位ですが、その天皇賞が差しに回ってうまくいっているだけに同じ手に出ると差し届かずの恐れがあり、出方が非常に重要です。キストゥヘヴンは前走前々の競馬で思ったより駆けており、前につけられれば一発もあると思います。そしてマルカシェンク、この馬も末脚勝負に徹しないことを条件に拾います。サンデーサイレンス産駒はこのレースでは圧倒的に強いので、スズカも含めて手を回しておきます。

消した馬とその理由についても少し触れます。ブルーメンブラットは前走カワカミプリンセスを差し切る強い競馬でしたが、もとより差し優勢の流れで且つ1400mと1800mにしか実績がないこの馬にとっておあつらえ向きだっただけと見ました。1600mでは一歩足らない競馬が多いですし、このメンバーに入るとやや見劣ります。ファイングレインはマイルでも戦える力はありますが、時計が早くなりそうな今回の競馬には合わないように感じます。エイシンドーバーは大外枠が難しくしてしまった印象があり、尚且つ京都では非常に信頼度の低い内田騎手も買えないと考えています。マイネルレーニアはスワンステークスを逃げ切っていますが、スローに落として逃げるタイプの馬ではマイルチャンピオンシップを逃げ切るのは難しいでしょう。

怖い穴馬としてはジョリーダンス、リザーブカードあたりでしょうか。3着くらいまでなら考えられなくはないです。

馬券は上位3頭の馬連ボックスを中心に、三連複で相手を広げる方向で考えています。三連単を買うとしたら1-13、1-17の2頭軸マルチを狙いたいところですが、そこは予算次第ということで。

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2008.11.17

至極平穏な決着

20081116

京都11R エリザベス女王杯
1着▲16.リトルアマポーラ
2着◎15.カワカミプリンセス
3着-13.ベッラレイア

5着○01.レインダンス
6着△11.ムードインディゴ
7着△09.アルコセニョーラ
13着△08.エフティマイア

スタート直後のポルトフィーノ落馬で騒然とした雰囲気の中のレースとなりましたが、ルメール騎手鞍上のリトルアマポーラが圧倒的1番人気のカワカミプリンセスの追撃を抑え切って先着。クラシックでは果たせなかったG1勝利を古馬相手のここで成し遂げました。3着にはベッラレイアが入り、馬券的には平穏な結果となりました。

レースは大方の予想通りコスモプラチナがペースを握り、1000m通過は59秒3とやや早めのペース。しかし2番手以下は冷静で、先行勢は60秒台後半から61秒にかけてのタイムであったと推測されます。勝ったリトルアマポーラは春からの競馬が嘘のようにスムーズに先行して5番手につけると、4コーナー手前から仕掛けられて徐々に進出すると直線では早々と抜け出し、カワカミプリンセスを最後まで抜かせない強い競馬でした。うまくスタートがきれたこと、揉まれない外枠、そして早め早めに動いても衰えない末脚。状態の良さもさることながら、本来の実力が最大限引き出された騎乗が光ったと思います。

カワカミプリンセスは2年前の降着の汚名を雪ぐべく必勝体勢と思われましたが、きっちりマークして直線で捕まえに行ったリトルアマポーラを最後まで捕まえられませんでした。前走から一叩きされて状態は上向きと言われていましたが、当日のマイナス10キロは微妙に萎んでいたのかもしれません。冬毛が出ていたというルメール騎手の言葉もありましたが…それでもベッラレイアには抜かせない勝負根性はさすが、でした。そのベッラレイアは上位2頭に力負けの3着でしたが、力は出し切ったように思います。馬場がそれほど渋らなかったことは良かったのですが、後手後手に回ってしまったのが残念ではありました。

対抗に推したレインダンスは5着。内枠を利して内ラチ沿いを進み、直線でもしっかり伸びたのですが…前の3頭とは少し差がありましたか。ムードインディゴ、アルコセニョーラらの連下勢も良く走りましたが、馬券圏内までには少し差がありましたね。ムードインディゴはもう少し前に言った方が良いと思っていたんですが…。

馬券はある意味順当に馬連を的中しましたが、無印にしたベッラレイアが3着で三連馬券はまたもお預け。代わりに少しだけ買っておいたリトルアマポーラの単勝が利いて、この秋のG1で4勝目にしてようやく回収率200%超えを達成。もうひとつ爆発力がありませんが、この秋はなかなか好調…と思っておきます。

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2008.11.16

エリザベス女王杯

今週は週日は秋晴れの晴天が続いたのですが、日曜になって急に下り坂という天候。人間の方もせっかくの休みなのに…という気分になりますが、競馬の方も当然影響が心配されます。エリザベス女王杯は比較的平穏になりそうという下馬評ではありますが、風穴が空くようなことはあるのでしょうか。

◎15.カワカミプリンセス
○01.レインダンス
▲16.リトルアマポーラ
△09.アルコセニョーラ
△08.エフティマイア
△11.ムードインディゴ

人気でもカワカミプリンセスの軸は動かせないだろうと思います。前走は4ヶ月半の休養明けで、差し優勢の厳しいペースを前々で粘って2着。そこを勝ったブルーメンブラットがいないことを考えるまでもなく、このメンバーに入れば突出した能力があると判断します。切れる脚がない同馬にとって馬場渋化はプラスこそあれマイナスはなく、むしろ相手関係としては有利に働くでしょう。最悪でも馬券圏内は外さないと考えています。

2番手以下はいずれも帯に短し…というような面々なのですが、レインダンスを挙げてみました。昨年の秋華賞でウオッカに先着する好走を見せた後はやや低迷していましたが、府中牝馬ステークスでは復調の気配を見せる4着。先行してコンマ4秒差なら上出来と見ます。内枠ということで今回も先行策が期待され、前の馬が残る傾向が出ている京都の外回りなら狙って妙味と見ます。今年の京都の芝重賞でダンスインザダーク産駒が非常に走っているというデータもあります。

単穴としては3歳のリトルアマポーラを抜擢。オークスは1番人気で7着、秋華賞は鉄砲で出てきて6着。春先の前評判からすれば尻すぼみの印象はあるのですが、いずれも展開に恵まれなかったりスムーズに運べなかったりと敗因ははっきりしています。今回は手替わりでルメール騎手ですから、前走のように終い勝負に徹することはないでしょう。外枠なので揉まれることもないでしょうから、スムーズに中段から運べれば末脚はしっかりしています。

連下勢はとりあえず3頭。まくりを得意としていて直線平坦に強いアルコセニョーラは狙うとすればここ。低レベルといわれる3歳牝馬の中でも堅実に駆けているエフティマイアは、蛯名騎手に手が戻って進境。そして秋になって一気に力を付けてきたムードインディゴは、もう少し前で運べればという前提で拾います。この馬もダンスインザダーク産駒です。

買わないところでは、まずポルトフィーノは距離実績が無い点を嫌います。元々かかり癖がある気難しい馬なので、スタンド前のスタートで折り合えるかどうかが全てです。鞍上が鞍上だけにうまくいけば跳んでくる可能性もありますが…。そしてベッラレイア。前走はかなり展開的に恵まれたと思いますが、それでいてあの3着は決定的な差のように感じました。道悪はドが付く下手ですし、前残り傾向の馬場での直線一気は難しいのではないでしょうか。レジネッタは春から使い詰めで、前走はやや息切れの8着。ミニ放牧明けではありますが木曜の馬体重はマイナスと、体調面に不安が残ります。

印を回さなかったところで気になるのは、内からビエンナーレ、マイネレーツェル、アスクデビュティというあたり。ビエンナーレは三浦人気で売れすぎの気もしますが、奥手のステイヤーでしょうから消耗戦になれば前で残る目も。マイネは逆に直線勝負のクチですが、道悪は巧いです。そしてアスクデピュティ、母マルカコマチは京都で重賞を買っていますし、この馬も目下連勝中。勢いだけで言えば侮れないところです。

馬券はカワカミ中心は不動で、レインダンスとリトルアマポーラが本線。三連のヒモは手広くいく予定です。アルコセニョーラが絡めば高配当に期待できそうですが、果たしてどうなりますか。

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2008.11.12

きれいに頭抜け

20081109

東京11R アルゼンチン共和国杯
1着-04.スクリーンヒーロー
2着◎14.ジャガーメイル
3着△10.アルナスライン

5着○11.ダンスアジョイ
6着▲07.ネヴァブション
7着△02.トウショウシロッコ
8着△16.キングアーサー

先行勢は入りの1100mで66秒のイーブンペースながら、縦長の展開で実質的にはスロー。中間も大きく緩むことはなく流れ、逃げた最軽量のテイエムプリキュアが逃げ込みを図るところに慌てて殺到する人気馬たち。結果的には上位3番人気までが逃げたテイエムをとらえて、人気とは逆の順に入線。今年は非常に平穏な結果に終わりました。勝ったスクリーンヒーローは、結果的には位置取りの差と斤量の差が大きく有利に働いたように思います。逃げた馬たちを見ながら5番手で進み、直線では内過ぎず外過ぎずの絶好の位置に持ち出して先に抜け出しを図ると、後続の急襲を退けての1着。蛯名騎手の好騎乗も光ったように思います。

本命に推したジャガーメイルは2着が精一杯でした。結果論ではありますが、位置取りが後方過ぎたことと直線勝負に賭けすぎたことが敗因のように感じます。前走は余裕を持ち過ぎて最後に無理矢理追い込んだようなレースでしたが、今回も似たような競馬で今回は届かなかった、というところでしょうか。力は確かなので東京であればいずれ順番が回ってくるような気もしますが、今回の騎乗は正直…少しがっかりでした。

対抗のダンスアジョイは5着。昨年の4着から1つ下げてしまいました。この馬的にはスタートで後手を踏んだのが全てで、直線ではメンバー最速の上がり3F32秒9という豪脚を披露しましたが、前にいたテイエムプリキュアが4着に粘るような展開では差し届くのは容易ではありませんでした。単穴のネヴァブションは6着で、結果を見た限りは休み明けの分でしょうか。次は変わってくると思いますし、恐らく中山の方が合っていると思います。

人気のアルナスラインはここでも3着に敗れて賞金加算に失敗。悲願であるジャパンカップへの出走は限りなく難しくなりました。瞬発力比べのような競馬は向かないのですが、それでもよく駆けているだけにここは痛い3着になりました。

馬券的には勝ち馬がきれいに抜けて惨敗。ジャガーメイルの軸はかなり自信がありましたが、せっかく2着に来ても相手が抜けでは…人気どころで唯一印を回さなかったスクリーンヒーローに勝たれては、お手上げです。

ちなみに京都のファンタジーステークス、13番人気のイナズマアマリリスはさすがに買えません。この日曜日は散々な結果でした。G1戦線が戻ってきますが、先行きに少し不安を感じます…。

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2008.11.09

アルゼンチン共和国杯

先週現地参戦したJBCの話を書こうと思いつつも、なかなか筆が走らないというか(こういう場合何というんでしょう?)何となく機会を逸してしまっています。あとでコッソリ更新することになりそうですが…まあ、期待して待っている人も居ないでしょう(苦笑)

今週はG1レースは小休止ということで、関東では伝統のG2戦・アルゼンチン共和国杯、関西では来年の牝馬クラシックへの登竜門とも言える一戦・ファンタジーステークスが行われます。また、今週はアジア国際競馬会議が行われており、それを記念したイベントが数々開催されているようです。第2回ジョッキーマスターズもありますし、東京競馬場は盛り上がっていそうですね。そんな訳で今週はアルゼンチン共和国杯をメインに予想しようと思います。

◎14.ジャガーメイル
○11.ダンスアジョイ
▲07.ネヴァブション
△10.アルナスライン
△16.キングアーサー
△02.トウショウシロッコ

ハンデ戦ということもあって例年穴馬の激走が目立つこのレースですが、今年は距離やコースの実績がある馬がさほど多くないため、混迷の色は例年以上のように思います。そんな中にあっては、やはり条件に実績のある馬を重視したいところです。2500mという距離やメンバー構成を鑑みてもペースが速くなる要素はなく、スローの展開からの上がり勝負になるのは明白と見ています。

軸に見込んだのは、休養をはさんで東京2400mを3連勝中のジャガーメイルです。同コースを得意としていた父ジャングルポケットの特性を受け継いだかのような安定した末脚を持っており、前走も逃げ粘るスクリーンヒーローをゴール寸前で捉えました。上がり3ハロン33秒2という時計は開幕週ならではだと思いますが、それでも1頭だけ鋭く伸びて来たのは印象的でした。今回も末脚一閃で重賞初勝利となることを期待しています。

対抗にはやや穴目から、ダンスアジョイを挙げます。勝ち味に遅いタイプで2着3回、3着6回と勝ち切れない競馬が多い同馬ですが、京都や阪神の外回りを得意としているように長い直線での末脚勝負は望むところです。前走は少し距離が足りなかった感がありますから、距離が伸びるのもプラスでしょう。自己条件で57.5キロを背負っていた前走から4.5キロ減の53キロも魅力的です。また単穴には、距離実績随一の実力馬ネヴァブション。長期休養明けになりますが乗り込み豊富で、昨年の日経賞でマツリダゴッホを完封しているように能力はこのメンバーでは最上位に位置します。久々での息の入り方だけがポイントと思いますが、あっさり勝ってもおかしくないです。

以下、連下に3頭。1番人気が予想されるアルナスラインは前走が不完全燃焼な内容で巻き返しが期待できるところではありますが、目一杯仕上がって来ていたように見えた前走に比べてやや劣るように見えます。賞金加算のためにも落とせないレースではありますが、ハンデも58キロと見込まれていますし安泰とはいえないでしょう。一方のキングアーサーとトウショウシロッコは実績的に若干見劣りはしますが、末脚は確かなので食い込む余地はあるのではと思います。

スクリーンヒーロー、マンハッタンスカイ、トウカイトリックといった辺りが先団を形成するのではと思っていますが、このあたりは買わない方向で考えています。強いて挙げればスクリーンヒーローはおさえてもいいかもしれませんが、外から行く馬もいますから前走ほど楽な競馬はさせてもらえない気がしています。

馬券はジャガーメイルを中心にしたいところですが、少し荒れ目を考慮してタテ目も抑えておく必要があると考えています。アルナスラインが馬券から外れれば高配当は必定ということで、そのあたりに期待ですね。

京都のファンタジーステークスは2歳戦ということもあって正直分からないのですが、ワイドサファイアが評判どおりの強さを見せるのかどうかは注目しておこうと思っています。穴っぽいのはシルクナデシコ、タニノベローナ、プレザントブリーズあたりでしょうか。

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2008.11.05

淀参戦でCLUB KEIBA

日曜日は友人2人と連れ立って京都競馬場へ参戦しました。東京では天皇賞・秋が開催されるとあって、当地では大きなレースが無いもののそれなりに混雑していました。例によって朝はのんびりと出発したので、5レースのメイクデビューからのスタートと相成りました。

2008110205京都5R メイクデビュー京都
1着 11.フェストシュピール
2着 15.ジョーメテオ
3着 16.キシュウグラシア
 
 
 
 
 

15が抜けた!と思った瞬間に差されました。まあ出鼻としてはまずまずです。

2008110206京都6R 3歳上500万下(牝)
1着 11.リリアンタイム
2着 07.アドマイヤミスティ
3着 08.ワイルドアフリカ
 
 
 
 
 

下見で11が良いと感じていたので、頭と信じて単勝を買うべきでした。念には念を入れたワイドが1着4着と、どうも調子に乗れません。

2008110207京都7R 3歳上500万下
1着 16.テイエムフルパワー
2着 05.サンマルチーフ
3着 01.オウシュウバラッド
 
 
 
 
 

大した確信も無しにサラッと買ったところ、びっくりするほど大ハズレ。展開もくそもない感じです。11番シンガリかよ…。これでいいところなく3連敗。ちなみに友人たちもここまで全敗。

雁首揃ってロクに当たらないので、少し捻りを加えようと今風にCLUB KEIBAを決行してみました。1頭軸相手4頭の三連単マルチ36点を1200円ずつ出し合って購入します。軸はメスナーではなくエーシンアローということで一致し、ヒモは一人ずつ順に挙げていく感じですんなりと4頭決まりました。

もちろん自分馬券も買って、本日4レース目。

2008110208京都8R 3歳上1000万下
1着 01.サワヤカラスカル
2着 03.エーシンアロー
3着 07.グッドキララ
 
 
 
 
 

2008110208ck 三連単 100円×242.3倍
 
 
 
 
 
 
 
 

CLUB KEIBA共同購入が的中!というか選んだ5頭で掲示板独占!おまけに1番人気のメスナーが4着に飛び、240倍強のクリーンヒットになりました。これまで共同馬券はろくすっぽ当たらないというイメージだったので、「あれ、意外と簡単?」という感じで調子に乗ってしまい、次のレースは2頭軸マルチにしてみることにしました。

ちなみに個人馬券は誰も当たりません。それはそれで凄い。

2008110209京都9R 高雄特別
1着 07.ヒカルカザブエ
2着 04.シングライクバード
3着 12.ナリタダイコク
 
 
 
 
 

軸と見込んだマッキーバッハが9着に惨敗して万事休すです。共同購入もダメでした。CLUB KEIBAはここで終了して、残高は損失補てんに回します。

2008110210 京都10R 西陣ステークス
1着 11.クィーンオブキネマ
2着 13.ゲイリースノーマン
3着 12.ガブリン
 
 
 
 
 

自分的追いかけ馬のヘイローフジがここは絶好と見て、ガッツリ勝負に出ました。しかし結果は8着…相手と目した馬はそれなりに来てるんですけどね。ゲイリースノーマンの鉄砲激走は予想外でしたが。

ここまで6レース買って、共同購入を除き全敗。友人たちはそれぞれ9レース、10レースを的中させており、ただ一人のノーホーラーです。メインレースもあまり自信が無い(ここまでくると弱気になってしまいます)状態ながら、9番のドリームガードナーが良く見えたので、そこから入ってみました。

2008110211 京都11R カシオペアステークス
1着 02.バトルバニアン
2着 06.キャプテンベガ
3着 08.ニシノマナムスメ

4着◎09.ドリームガードナー
 
 
 

トリガミでもいいから当てたいという思いも空しく、ハナ差4着。今日は丸坊主を覚悟しつつ、天皇賞の出走を待ちます。

20081102東京11R 天皇賞・秋
1着◎14.ウオッカ
2着▲07.ダイワスカーレット
3着△02.ディープスカイ


5着△03.エアシェイディ
7着△13.オースミグラスワン
10着△17.ドリームジャーニー
15着☆11.ハイアーゲーム
17着○12.タスカータソルテ

馬連 1500円×5.5倍
三連複 100円×7.1倍
三連単 100円×32.5倍

このレースはもはや説明不要というか、敢えてここでダラダラ書くのはやめておきます。馬券的には堅い堅いレースでしたが、久々にジーンとしびれるような競馬でした。願わくば現地で見たかったですが、競馬場に居ただけでも臨場感は味わえた気がします。

ちなみに隣で友人2人がウオッカ、ダイワスカーレットそれぞれの単勝馬券を握っており、写真判定が解けるまでの20分間、ずっとドキドキソワソワしていました。私は馬連だったのでどちらでも当たりということで、そんな2人の横でニヤニヤしていました (^^;

2008110212京都12R 3歳上1000万下
1着 14.ボランタス
2着 13.プラチナメーン
3着 09.タカオセンチュリー
 
 
 
 
 

財布に残った小銭でコイン馬券を投じた最終レースも、やっぱり1着3着とかでした。今日は全然ダメでしたね…。

都合9レース購入して的中は天皇賞だけでしたが、共同馬券が的中したこともあってマイナスは微々たるものでした。それよりも、久々に再会した友人と1日競馬を楽しんだこと、そして歴史に残るであろうレースを見ることができたことで、もう十分満足でした。

翌日は初めて関西圏で開催されるJBCを現地観戦するために園田競馬場へ参戦しました。その結果については、また後日に。

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2008.11.02

天皇賞・秋

今週はいよいよ秋の天皇賞です。メイショウサムソンこそ調整不足を理由に回避したものの、新旧ダービー馬を含む豪華なメンバーが揃いました。有力馬が好調を伝えられている上に、伏兵勢も一癖も二癖もある面々ですから、またしても予想するにはなかなか難しいレースになりそうです。

◎14.ウオッカ
○12.タスカータソルテ
▲07.ダイワスカーレット
△13.オースミグラスワン
△02.ディープスカイ
△03.エアシェイディ
△18.ドリームジャーニー
☆10.ハイアーゲーム

ハナを主張するタイプの馬がいないので、ダイワスカーレットがペースを握りそうです。東京の芝2000mはスローペースにはなりにくいのですが、今回は古馬G1としてはゆっくり目に流れるのではないかと考えています。そうなると当然、直線での上がり勝負になることになりますね。

意見が分かれるところだと思いますが、私はウオッカには逆らえないかと思います。前走の毎日王冠は最後に差されはしましたが、折り合いも付いていましたし走破時計を考えても文句なしの競馬でした。安田記念の圧勝劇を引っ張り出すまでもなく東京での実績はメンバー中随一で、瞬発力勝負はのぞむところでしょう。ダイワスカーレットを射程圏に入れての競馬になるのではないかと思います。

人気どころをズラッと並べたのでは芸が無いと思って悩んだ結果、対抗にはタスカータソルテを挙げてみました。札幌記念は逃げ込みを図るマツリダゴッホを最後にキッチリ捉えて勝利。以前は京都の下り坂を利用した競馬に特化されていたイメージがありましたが、左回りでも中京で重賞勝ちがあるように不安はありませんし、前述の札幌記念でも瞬発力を発揮しました。鞍上のルメール騎手が吉と出るかどうかは未知数ですが、面白い存在だろうということで抜擢します。

単穴は少し無難ですがダイワスカーレット。脚部不安からの休養明け初戦で、東京競馬場は初。中間は乗り込み量も豊富で鉄砲を必要以上に嫌うことはないかもしれませんが、本当は馬券的妙味からすれば消したいところです。それでも完全に無印は怖いのもまた事実で…、これ以上印を下げるのは怖いです。

以下、連下はたくさん並べてみました。究極の瞬発力比べになれば台頭しそうなオースミグラスワン、東京コースでの差し比べには実績のあるエアシェイディ、そして一瞬の脚はメンバー中でも屈指のドリームジャーニー。この辺りが絡めば少しは配当妙味が出てくるでしょうか。ディープスカイは力量比較が分からないので、すごく強いか馬群に沈むかのどちらかのような気がしています。斤量の恩恵はありますがダービーのような競馬では差し届くイメージが沸かないこともあり、この評価としました。

ハイアーゲームは…夢、ですかね。

馬券は素直にウオッカから。単勝が3倍付くのならそこを強く買うのも手ですが、1着固定の三連単とかで夢を買ってみたいと考えています。

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