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2008年12月

2008.12.28

有馬記念

早めに検討して更新しようと考えていたのですが、そこはやはり年末進行ということでなかなか思ったようにはいかず、気がつくと当日になってしまいました。2歳戦の回顧も出来てませんが…、とりあえず先に有馬記念の予想をしておきたいと思います。

今年の有馬記念はファン投票上位10頭のうち半数が回避ということで、些か物寂しいメンバーになりました。突出した軸馬というのはいない…と見ているのですが、そうなると当然ながら穴目にも期待が持てるんじゃないでしょうか。

◎08.スクリーンヒーロー
○10.マツリダゴッホ
▲06.エアシェイディ
△13.ダイワスカーレット
△01.カワカミプリンセス
△05.フローテーション
☆02.ベンチャーナイン

外枠になったもののダイワスカーレットがハナに立つとは思いますが、天皇賞のようなペースで行くと自身がお釣りが残らない可能性があるので、いくらか緩めの流れを作るのではないかと考えています。抜けた1番人気に支持されている同馬ですが本質的にはマイル~2000mくらいがベストであることは明白であり、昨年がやや重とはいえ2分33秒台と時計が掛かったことを鑑みても、例年のような2分30秒前後の時計になるとダイワスカーレットは苦しい競馬を強いられると予想しました。

軸はジャパンカップ勝ち馬のスクリーンヒーローにしました。この夏までは芝で勝ち鞍すら無かったこの馬ですが、それ以降の競馬は非常に安定したものです。スンナリ前につけて折り合える素直さ、2500mの距離もこなすスタミナ、そして上がり勝負にも対応できる瞬発力を兼ね備えた万能型で、父グラスワンダーが2連覇したこの有馬記念の舞台でも信頼度は高いと見ます。恐らくダイワを追走するであろうマツリダゴッホを見るような競馬をすると思いますので、再びデムーロ騎手の派手なガッツポーズが見られるかもしれません。

相手は昨年の覇者マツリダゴッホ。昨年は天皇賞惨敗の後で人気がない状態での一発でしたが、今年は前走ジャパンカップでも差のない競馬を見せており、勇躍得意の中山に帰ってきたという感じです。中山コースでは重賞6勝と絶対的な強さを誇る上に、状態は昨年と同等かそれ以上と陣営も自信の仕上げ。上がりの瞬発力勝負になると若干見劣るということで対抗には下げましたが、適性ではスクリーンヒーローを上回る可能性もあり、連覇の期待も掛かります。サンデーサイレンス産駒が非常に強いこのレースだけに、という点も見逃せません。

単穴はそのサンデーサイレンス産駒のもう一頭、エアシェイディ。人気こそありませんが中山は得意の舞台であり、あの激戦だった天皇賞秋で差のない競馬をしたように状態はキャリア中でも最高潮に来ていると思います。2500mの距離は未体験ゾーンですが、母がオークス2着のエアデジャヴーですし心配はないと思います。頭まで…といわれると自信があるわけではありませんが、今年の穴はここだろうと踏んでの抜擢です。

問題はダイワスカーレットの扱いなのですが、4番手にしました。昨年は展開に恵まれたところが大きいと思いますし、上述の通りこの距離が向く訳ではないのは明白でしょう。それでも地力で勝ち負けする可能性はあるのでここに残しましたが、昨年ほど楽な競馬も出来ないでしょうし昨年のように時計がかかることもないでしょうから、頭までは期待しづらいというのが私の見方です。

以下、内枠を引いて一発なにかやらかしそうな横山騎手のカワカミプリンセス、菊花賞→ステイヤーズステークスと連続2着で一皮剥けつつあるフローテーション、そして中山の泥仕合には滅法強いベンチャーナイン。ヒモにはこの辺りを拾います。正直もう2、3頭印を回したいところなのですが、中心が人気サイドだけにあまり手広くすると旨みが無いのでこれくらいにしておきます。ただ、ベンチャーナインがくる流れになればダイワやマツリダはいないかもしれませんが…。

消した馬にも少し触れますが、まずはメイショウサムソン。さすがに往年の力は衰えたという気がするのと、この季節は走らない馬らしいということが実績から見て取れることから、無印にします。武豊騎手が微妙に調子が戻っていないように見えるのも気になります。昨年の菊花賞馬アサクサキングスは四位騎手に手が戻って先行策にでることが予想されますが、外枠の上にすぐ外がゲートの早いダイワ、ということですんなりとポジションが取れない可能性があります。中山の適性も未知数、というかむしろ京都のような直線平坦向きでは、ということで消しました。

馬券はスクリーンヒーローとマツリダゴッホを中心に。エアシェイディが絡めば高配当必至なので、ちょっとワクワク感があります。なお、三連馬券ではアルナスラインとドリームジャーニーも拾う予定です。

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2008.12.21

朝日杯フューチュリティステークス

いよいよ今年の競馬も残り2週ということで、暮れも押し迫ってきました。朝日杯というと中山開催の前半というイメージが強いのですが、もう来週は有馬記念といわれると1週ずれただけで随分違ったような気がします。

今年はこれといった中心馬のいない混戦模様ですが、展開が非常に重要になりそうです。先行馬がこれだけ揃うとさすがにハイペース…ではないでしょうか。

◎11.フィフスペトル
○03.セイウンワンダー
▲05.ブレイクランアウト
△02.シェーンヴァルト
△13.ピースピース
△01.ミッキーパンプキン

前に行きたい、というか前に行かないと競馬しにくい馬が複数いるので、先行争いは自然と激しくなると予想されます。内枠のミッキーパンプキンあたりがスンナリとハナに立てるほど甘くはないと思いますので、ペースは前傾となり上がりの時計が掛かる競馬になるのではないでしょうか。そうなった時に台頭しそうな馬をチョイスすればよいと考えれば、中心は割と絞りやすくなりました。

本命にしたフィフスペトルは函館2歳の覇者。前後半が2秒も違う超前傾のレースで、直線一気で後続を突き放しました。展開に恵まれた向きもありますが、単にハマッただけではなかったというのは前走の京王杯2着が示すとおりです。新種牡馬キングカメハメハの産駒として初の重賞勝ち馬でもありますが、血統的には芝ダート兼用のアメリカンな血統が向く条件ですから、ここでも合うのではないかと思います。

対抗は新潟戦以来となるセイウンワンダーを挙げてみました。新潟2歳ステークスでは後方から大外を回っての直線一気を見せましたが、上がり3Fの34秒4という数字で勘違いしそうですがレースはむしろ前傾で、非常に厳しい流れを差し切っていますから強い競馬でした。3ヶ月の休み明けがどうかというところが懸念材料ではありますが、脚質に融通性もありますから大崩はしにくいタイプかと考えています。

武豊騎手が復帰するということで注目の集まるブレイクランアウトは単穴にします。前走は完全に差せそうな脚色ながら最後までナカヤマフェスタを捉え切れませんでした。能力面よりも気性面に課題があったようで、馬の前に出る、馬群を割る、という練習をして来たようです。今回はテンに行く馬に外から来られて内で揉まれる可能性もあるのでこの評価にしましたが、スムーズな競馬が出来ればアッサリがあってもおかしくないです。先述の血統面の適性も非常に高いですし、癖のある馬だけに乗り慣れた武騎手の復帰は大きいですね。ここでこの馬が勝てば盛り上がるだろうとは思います。

以下、連下には3頭。シェーンヴァルトはデイリー杯2歳をレコード勝ちしているようにスピードは上位です。ジャングルポケット産駒で中山の小回りをどうこなすかが課題ですが、スムーズなら期待。ピースピースはそのデイリー杯で直線最速上がりを繰り出しており、展開が嵌れば怖い存在。穴ならこれでしょうか。そして先行勢では、前走の競馬が味のある強い内容だったミッキーパンプキンの立ち回り利を評価します。

一応印は重みをつけていますが優劣はさほどないと思いますので、馬券はボックスを中心にしようと考えています。

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2008.12.14

阪神ジュベナイルフィリーズ

2歳G1が始まるといよいよ年末だなという気持ちになるのは、競馬ファンとしては普通のことでしょうか。今年は1週後ろにおしたということもあり、更にその気分は高まっている気がします。今週の予想のポイントはその「1週後ろになった」ところにあるのではないかと、ちょっと注目しています。

◎17.ジェルミナル
○02.ダノンベルベール
▲13.ブエナビスタ
△08.フキラウソング
△03.レディルージュ
△14.チャームポット
△16.メイショウボナール

このレースの常道としては昔から、過去にマイル以上の距離に実績があるかないかで大きく変わってくるというポイントがありますが、改装なってコースが替わった一昨年以降はその傾向が更に強くなっている気がします。現に勝ち馬は共に1800mの黄菊賞からのローテーション、しかもその後ダービー、オークスを制しているように、距離に融通の利く馬であることが求められているのではないかと推測します。ファンタジーステークスで勝ち負けになった馬以外(今年の場合はそこすら危いですが)で1400m以下しか実績の無い馬は、基本的に連対圏外と見ています。

展開的には昨年、一昨年と速い流れのレースが続き、差し馬台頭で先行馬には厳しい競馬だったのですが、今年のメンバーを見渡すと先手がほしい馬がそう多くない、というか差して勝ってきた馬が多いため、一転スローな流れになることが予想されます。そして例年なら開幕週だったのが今年は1週遅れていて、しかも馬場の痛みがいつもより早いといわれていますから、内枠を利しての先行というのも難しいかもしれません。好位追走、直線は外から脚を伸ばして後続を封じる、というような競馬が理想的でしょうか。

本命にはジェルミナルを指名。前走は牡馬に混じって黄菊賞を勝利したように実績面は問題ありません。先行脚質ということで展開にも恵まれる可能性があります。上がり3ハロン33秒台というような切れ味は見せたことがありませんが、早めに抜け出して逃げ込みを図れば勝機十分ではないかと考えています。牝馬戦には定評のある福永騎手にも期待します。

対抗は関東馬のダノンベルベール。早めに栗東に入れての調整で、このレースで関東馬が苦戦する大きな要因のひとつである輸送についてはクリアできそうな気配です。前走は鋭い末脚で千切り捨てたような競馬でしたが、むしろ2走前の芙蓉ステークスの内容が負けて強い競馬だったように思います。出遅れ癖があるだけにスタートが鍵ですが、元々終いに賭けるような馬ではないと思いますから、前目につけられれば勝ち負けが見えてくるのではないでしょうか。

断然の人気となりそうなブエナビスタは3番手にとどめました。新馬戦は強い牡馬に混じっての競馬、しかも周囲の馬が止まって見えるほどの末脚を繰り出しています。血統的にも母ビワハイジ、半兄にアドマイヤジャパン、アドマイヤオーラと実績馬が居並び、この馬の活躍も約束されているかのように思わせるところです。しかし個人的には、これまで厳しい競馬を経験していない上に末脚一手の印象があり、しかもふわふわ走るところがあるので差し損じがあるのではないかと考えています。それでも力があるのは事実なのでこれ以上下げるのは怖い…ということで、単穴評価です。

人気の3頭ですんなりおさまるとは思っていませんから、ヒモにどんな穴馬を持ってくるかが重要な訳ですが、買いたいのはフキラウソング。新馬戦と2走前のマイル戦がなかなか見どころのある競馬だったのですが、問題は鞍上が小坂騎手というところ。平地G1は久々じゃないんでしょうか。あとは白菊賞連対の2頭があまり売れてないようなので拾ってみます。1戦1勝馬はあまり芳しくないというデータがあるので買いにくいのですが、敢えて拾うならメイショウボナール。他にもショウナンカッサイやアディアフォーンは気になるのですが、どこまで手を広げるのか広げないのかが悩みどころです。

馬券的にはジェルミナルからの馬連、三連複が本線。ブエナビスタからの返しをどの程度買うかは、予算次第です。

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2008.12.11

ジャパンカップをまとめて振り返る

すっかり遅くなってしまいましたが、芝ダート両方のジャパンカップを簡単に振り返っておこうと思います。

20081130c

東京10R ジャパンカップ
1着-16.スクリーンヒーロー
2着▲09.ディープスカイ
3着△04.ウオッカ

5着◎01.オウケンブルースリ
6着△02.メイショウサムソン
8着○15.アサクサキングス
9着△06.パープルムーン
10着☆08.トーホウアラン

展開は特に引っ張る馬がいなかったこともあってスローに流れ、ウオッカ辺りはかなり行きたがっていたように見えました。直線上がりの競馬で外に持ち出したディープスカイが満を持して差し切る勢いと思いきや、先に抜け出したスクリーンヒーローがしぶとく粘ってディープスカイを退けました。3着にはウオッカが粘り、東京は不得手と思われたマツリダゴッホが4着。

スクリーンヒーロー、というかデムーロ騎手にしてやられたレースだったような気がします。外枠ながらスンナリと好位置につけると、直線では馬場の一番いいところを早めに抜け出すという堂々とした競馬。ディープスカイに脚色で劣るかと思われたものの、ゴール前ではもう一度突き放しました。結局は回った位置の差と道中の位置取りの差だったのかもしれませんが、強い競馬でした。次は有馬記念を使うようですが、これで中山でも強さを見せるようなら本物かも知れません。

本命に推したオウケンブルースリは5着。直線は少し行き場をなくすようなところもありましたが、経験の差というか身の入り方の違いというか、このメンバーに入るとまだまだ若いなというところを随所に見せてしまいました。それでも5着と掲示板に踏みとどまったのは力の証とも言えますが、菊花賞の力強い末脚を見た後では少し物足りない感じでしたかね…。先がある馬なので温かく見守っていこうと思います。対抗のアサクサキングスは状態は確実に良くなっていたように見えましたが、いきっぷりはもうひとつだったように思います。瞬発力勝負は向かないだけに先行策が理想だったのですが、位置取りが難しくなってしまいました。

個人的にはこのレースこそ強い馬たちがガチンコで争うようなレースを期待していただけに、伏兵の一発は正直複雑な気持ちになりましたが、今後はスクリーンヒーローに出世してもらうしかないですかね。馬券もさっぱりでしたし、ちょっと盛り上がらない感じのジャパンカップでした。

20081207c

阪神11R ジャパンカップダート
1着▲10.カネヒキリ
2着△05.メイショウトウコン
3着◎06.ヴァーミリアン

4着△03.サンライズバッカス
5着△12.ブルーコンコルド
6着○11.カジノドライヴ
8着△07.サクセスブロッケン

カネヒキリが奇跡の復活劇でこのレース3年ぶりの勝利を挙げました。2着には後方から大外を回って急襲したメイショウトウコンが入り、1番人気のヴァーミリアンはわずかに及ばずの3着でした。6歳世代と3歳世代の対決が戦前に話題を集めましたが、上位には6歳馬がズラリと並ぶ結果となりました。3歳最先着は6着のカジノドライヴ。

勝ったカネヒキリはうまく先行馬群に潜り込むと、直線では逃げたサクセスブロッケンの外からスルッと抜け出してそのまま逃げ込み体勢。いつものように後方からまくってきたメイショウトウコンと、一緒に並んで追い込んできたヴァーミリアンに急追を受けるものの、アタマ差残して勝利。2年4ヶ月ぶりの休養明けを一度叩いての2戦目でこの大仕事は並大抵のことではない離れ業で、現役王者ヴァーミリアンを封じ込んで復権を果たしました。うまく立ち回ったルメール騎手の騎乗もさることながら、屈腱炎からの復帰に尽力した関係者の努力の勝利という気がします。

2着メイショウトウコンは惜しい競馬でしたが、阪神コースに替わって確実に恩恵を受けました。東京2100mの頃はペースが緩みにくく追い込みは届かない競馬が多かったのですが、今回は後ろからでも届く競馬になりました。最終的には外を回った分が響いた感じですが、力は十分アピールしたと思います。まだまだ衰える年ではないですね。

1番人気のヴァーミリアンは、スタートで不利もあって後ろからの競馬。直線に向いても手ごたえは今ひとつで、これは惨敗もあるのかとさえ思わせたのですが、そこはさすがに第一人者らしく脚を使いました。結局序盤で流れに乗れなかった分が最後まで取り返せなかったように思いますし、乗り替わりは少なからず影響があったようにも思いますが、武豊騎手に手が戻る東京大賞典ではリベンジに挑んでくるでしょう。今度こそ「らしい」競馬を見せてくれると思います。

馬券的には無難に三連複を的中してプラス収支でしたが、本当はヴァーミリアンが2着なら…と悔しがるところだったんですよね。しかしよくよく買い目を見直してみると、なんと6-10を買わずに6-11を2点勝っているんです。これはもし2着が入れ替わっていたら悲しいことになっていたような…なんか最近買い間違いが多いんですよね。せっかく身銭を切るのだから、せめて思ってる通りに馬券を買わないと…。

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2008.12.07

ジャパンカップダート

今年から阪神に移ったジャパンカップダートですが、個人的に東京2100mは得意としているだけに少ししょんぼり…です。関西在住ですから関西圏に開催が来るのはうれしいのですが、阪神のダート1800mというのは重賞開催すらない条件で、検討が難しいですからね。今回は手探りの予想になりそうです。

◎06.ヴァーミリアン
○11.カジノドライヴ
▲10.カネヒキリ
△05.メイショウトウコン
△12.ブルーコンコルド
△03.サンライズバッカス
△07.サクセスブロッケン

逆らわずにヴァーミリアンを本命にします。前走はドバイ帰りの休み明けで、尚且つ脚質的に向くとはいえない超小回りの園田でのJBCクラシックでしたが、サクセスブロッケンを競り落としました。後に「ここは落としてもやむなしと考えていた」と武豊騎手も述懐していたように非常に厳しいレースでしたが、それでも勝ち切ったのは強さの証明だと思います。阪神のダートは走ったことがありませんが、芝で重賞を勝っているように坂を苦にするタイプとも思えませんし、何より広く直線の長いコースに替わるのはプラスのはず。唯一配なのは乗り替わりで、岩田騎手が劣るとは言いませんが乗り難しいといわれるだけにテン乗りがどうかというところだけです。

豪華なメンバーで相手には悩んだのですが、少し冒険してカジノドライヴを挙げました。日本での実績は新馬戦のみなのですが、持ったままで後続を2秒以上千切り捨てる圧倒的なレースでした。米国でのレース振りについては評価が難しいのですが、今週の調教は非常に良く見えましたし、安藤勝己騎手を確保できたのも大きいですね。ブリーダーズカップクラシックでの敗戦が精神的にダメージになっていなければ、あっと言わせる可能性もと考えています。

単穴にはかつてのダート王カネヒキリ。前走が2年4ヶ月ぶりの競馬で、内枠が祟ったのかそれとも敢えて追わなかったのか、ともかく内に包まれる形でほとんど競馬になりませんでした。しかしほぼ持ったままの状態でそれでもあの差ですから、やはりその実績は伊達ではないということを見せたのではないかと思います。素質自体はヴァーミリアンを凌駕する可能性もあるだけに、あっさり勝たれても不思議はないくらいのところではありますが、あの一走だけで本命にすえるには少し心配もあるので、この印としました。

以下、連下は4頭。直線が長く坂で前が止まることを期待すればメイショウトウコン、同じくズブさを補う直線の長さで魅力のあるブルーコンコルド、そして阪神ダート1800mに実績のある音無厩舎のG1馬サンライズバッカス。この辺りの古馬がヒモ候補ですが、問題はサクセスブロッケン。正直人気ほどの強さはないような気がしているのですが、消すには怖いのでヒモで拾います。坂のあるコースでどうかというのが微妙ですし、前に行く馬が多くなりそうな展開も少し疑問なのですが、それでも底力で馬券に絡んでくるかもしれません。

馬券の買い方は難しいのですが、上位3頭はボックスにしようかと思っています。三連単はヴァーミリアン頭固定…にしたい気持ちはありますが、ちょっと自信がないのが本音です。サクセスブロッケンを消した場合は最低でも30倍ついている三連複が妥当でしょうか。

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