有馬記念
早めに検討して更新しようと考えていたのですが、そこはやはり年末進行ということでなかなか思ったようにはいかず、気がつくと当日になってしまいました。2歳戦の回顧も出来てませんが…、とりあえず先に有馬記念の予想をしておきたいと思います。
今年の有馬記念はファン投票上位10頭のうち半数が回避ということで、些か物寂しいメンバーになりました。突出した軸馬というのはいない…と見ているのですが、そうなると当然ながら穴目にも期待が持てるんじゃないでしょうか。
◎08.スクリーンヒーロー
○10.マツリダゴッホ
▲06.エアシェイディ
△13.ダイワスカーレット
△01.カワカミプリンセス
△05.フローテーション
☆02.ベンチャーナイン
外枠になったもののダイワスカーレットがハナに立つとは思いますが、天皇賞のようなペースで行くと自身がお釣りが残らない可能性があるので、いくらか緩めの流れを作るのではないかと考えています。抜けた1番人気に支持されている同馬ですが本質的にはマイル~2000mくらいがベストであることは明白であり、昨年がやや重とはいえ2分33秒台と時計が掛かったことを鑑みても、例年のような2分30秒前後の時計になるとダイワスカーレットは苦しい競馬を強いられると予想しました。
軸はジャパンカップ勝ち馬のスクリーンヒーローにしました。この夏までは芝で勝ち鞍すら無かったこの馬ですが、それ以降の競馬は非常に安定したものです。スンナリ前につけて折り合える素直さ、2500mの距離もこなすスタミナ、そして上がり勝負にも対応できる瞬発力を兼ね備えた万能型で、父グラスワンダーが2連覇したこの有馬記念の舞台でも信頼度は高いと見ます。恐らくダイワを追走するであろうマツリダゴッホを見るような競馬をすると思いますので、再びデムーロ騎手の派手なガッツポーズが見られるかもしれません。
相手は昨年の覇者マツリダゴッホ。昨年は天皇賞惨敗の後で人気がない状態での一発でしたが、今年は前走ジャパンカップでも差のない競馬を見せており、勇躍得意の中山に帰ってきたという感じです。中山コースでは重賞6勝と絶対的な強さを誇る上に、状態は昨年と同等かそれ以上と陣営も自信の仕上げ。上がりの瞬発力勝負になると若干見劣るということで対抗には下げましたが、適性ではスクリーンヒーローを上回る可能性もあり、連覇の期待も掛かります。サンデーサイレンス産駒が非常に強いこのレースだけに、という点も見逃せません。
単穴はそのサンデーサイレンス産駒のもう一頭、エアシェイディ。人気こそありませんが中山は得意の舞台であり、あの激戦だった天皇賞秋で差のない競馬をしたように状態はキャリア中でも最高潮に来ていると思います。2500mの距離は未体験ゾーンですが、母がオークス2着のエアデジャヴーですし心配はないと思います。頭まで…といわれると自信があるわけではありませんが、今年の穴はここだろうと踏んでの抜擢です。
問題はダイワスカーレットの扱いなのですが、4番手にしました。昨年は展開に恵まれたところが大きいと思いますし、上述の通りこの距離が向く訳ではないのは明白でしょう。それでも地力で勝ち負けする可能性はあるのでここに残しましたが、昨年ほど楽な競馬も出来ないでしょうし昨年のように時計がかかることもないでしょうから、頭までは期待しづらいというのが私の見方です。
以下、内枠を引いて一発なにかやらかしそうな横山騎手のカワカミプリンセス、菊花賞→ステイヤーズステークスと連続2着で一皮剥けつつあるフローテーション、そして中山の泥仕合には滅法強いベンチャーナイン。ヒモにはこの辺りを拾います。正直もう2、3頭印を回したいところなのですが、中心が人気サイドだけにあまり手広くすると旨みが無いのでこれくらいにしておきます。ただ、ベンチャーナインがくる流れになればダイワやマツリダはいないかもしれませんが…。
消した馬にも少し触れますが、まずはメイショウサムソン。さすがに往年の力は衰えたという気がするのと、この季節は走らない馬らしいということが実績から見て取れることから、無印にします。武豊騎手が微妙に調子が戻っていないように見えるのも気になります。昨年の菊花賞馬アサクサキングスは四位騎手に手が戻って先行策にでることが予想されますが、外枠の上にすぐ外がゲートの早いダイワ、ということですんなりとポジションが取れない可能性があります。中山の適性も未知数、というかむしろ京都のような直線平坦向きでは、ということで消しました。
馬券はスクリーンヒーローとマツリダゴッホを中心に。エアシェイディが絡めば高配当必至なので、ちょっとワクワク感があります。なお、三連馬券ではアルナスラインとドリームジャーニーも拾う予定です。
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