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2009.12.24

有馬記念の傾向と対策

3週間も更新をサボってしまいました。というのも、月の始めごろにひいた風邪が尾を引いて体調を崩しておりまして…のどのいがらっぽいのが少し残っていますが、ほぼ復調したので復活したいと思います。

サボっている間にジャパンカップダート、阪神ジュヴェナイルフィリーズ、朝日杯と3つのG1が過ぎ去っていきましたが、個人的には2勝1敗でした。ジャパンカップダートはヴァーミリアンと心中したので、負けてサバサバという感じでした。エスポワールシチーは強さには素直に脱帽ですし、ゴールデンチケットはどうやっても買えなかったのであっさり諦めもつきました。昨年まで3年連続的中と非常にゲンのいいレースだったのですが、連勝がストップしてしまいました。

逆に2歳戦は牡牝ともにほぼ完ぺきな予想で的中でした。牝馬の方は絞り込み条件は簡単で、芝の1600m以上で結果を出していない馬は要りません。9月開催以前からの鉄砲も基本的には割引きです。この条件で残った馬を摘むだけで、あっさり取れました。牡馬の方は同様に1600m以上の実績と、坂のあるコースでの競馬ぶりが重要。安定感のあるエイシンアポロンを軸にした3連複と3連単で、こちらも完ぺきに的中。惜しむらくはどちらも配当が低くて…、損失を補うには至らずでした。

煮え切らないままでいよいよ千秋楽の有馬記念を迎えますが、今日から当日までかけてじっくりと対策を検討したいと思います。今日はまず、近年の傾向を見てみることにします。

過去5年の有馬記念を振り返ると、5年連続で4歳馬が勝利しています。あのディープインパクトですら3歳時には2着に敗れたくらいですから4歳馬の優勢は揺るぎないようにも思うのですが、今年登録のある4歳馬(全32頭中7頭)は仮に出走できても勝ち負けは難しそうな顔触れ。ダービー馬ディープスカイが引退、菊花賞馬オウケンブルースリは劇走の疲れが抜けず休養と大駒が揃って離脱し、唯一登録のあるクラシックホースの皐月賞馬キャプテントゥーレは東京大賞典との両睨み。距離の適性を考慮して有馬記念は回避するのではないかといわれています。その他の馬はG1実績が乏しく、正直勝ち負け出来る馬はいないと思われます。

かわって大挙登録してきた3歳馬。特に例の「伝説の新馬戦」の上位4頭が揃って参戦するという点に注目が集まっています。過去の3歳馬の傾向としては、クラシック戦線、特にダービーや菊花賞できっちりと結果を出している馬が理想的で、重賞を勝ったばかりというような馬が突然劇走するケースは皆無です。既にG1を複数勝っている、或いは今後大成しそうな馬を狙うのが基本と言えると思います。ダービー2着馬がなぜか好走するというジンクス的なものもあるようです。

5歳以上の古馬も実績的に劣るというほどの大きなハンデはなく、近5年で7歳馬が2回連対しているように高齢馬の劇走も目立つレースです。中山2500mというトリッキーなコースだけに、コースに対する得手不得手がはっきり出る傾向があるのが特徴的で、一度好走した馬は翌年やその翌年にもう一度好走するという例が多く見られます。連覇したグラスワンダーやシンボリクリスエスはもちろんのこと、タップダンスシチーやマーベラスサンデーのように勝ち切れずとも連には絡むというケースもあります。

牝馬は基本的に苦戦する傾向がありますが、普通の牝馬の次元を超えている馬の場合は例外のようで、ヒシアマゾンやエアグルーヴ、ダイワスカーレットなど好走例は無くはないです。ブエナビスタがこれら名牝と呼ばれる馬に肩を並べられるかどうかは、注目したいところではあります。

簡単に要点をまとめますと、今年の傾向と対策としては
・圧倒的優位の4歳馬が手薄
・3歳馬はクラシックで好走している実績上位馬を狙う
・古馬はリピート率が高いため、有馬実績や中山実績を重視
・牝馬は超一流馬でないと通用しない
というような内容が挙げられるようです。

該当しそうなのは、3歳勢ではリーチザクラウンとスリーロールス。古馬だとマツリダゴッホ、ドリームジャーニー、エアシェイディ。あとはブエナビスタを超一流とするかどうか…というところでしょうか。結構絞れますね。

枠順は今日発表されますので、明日はそれを踏まえた展開予想をしてみたいと思います。

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